今、競馬サークルの関係者が口々に話しているのは「今年の春のクラシック戦線は荒れそうだ」というものである。なぜ今からそんな予測が出るのか。スポーツ紙競馬担当記者が言う。
「クラシックを狙えそうな良血の有力候補馬が、続々と故障しているか
らです。先日も出世レースとして知られる若駒S(1月24日、京都・芝2000メートル)を勝ったレイデオロ産駒のショウナンハヤナミ(牡3)が、レース後に両前脚撓骨遠位端を骨折していたことが判明し、復帰戦は秋となりました。昨年12月27日の阪神・芝2000メートルのデビュー戦を快勝しての連勝、クラシック初戦の皐月層(4月19日、中山・芝2000メートル)では有力馬になりうる1頭だっただけに、残念ですね」
京都2歳S(11月29日、京都・芝2000メートル)の覇者ジャスティンビスタ(牡3、父サートゥルナーリア)も、ホープフルS(12月27日、中山・芝2000メートル)出走後、後右第1指を骨剥離骨折していたことが明らかになった。
牝馬ではサートゥルナーリア産駒のフェスティバルヒル(牝3)が、ファンタジーS(11月1日、京都・芝1400メートル)を勝ったものの、左第1指骨を剥離骨折。桜花賞(4月12日、阪神・芝1600メートル)には間に合いそうもない。
2023年にワールド・ベストホース・ランキングで単独1位に輝いたイクイノックスの全妹イクシード(牝3、父キタサンブラック)は昨年10月12日の新馬戦を勝った後に、右前脚の橈側手根骨を骨折が判明。全治6カ月以上と診断され、こちらも桜花賞には出走できない公算大だ。
こうしてみると、冒頭の「荒れる」の言葉がなにやら現実味を帯びてくるのだ。前出の競馬担当記者は、
「GIを9勝した名牝アーモンドアイの2番仔プロメサアルムンド(牡3、父モーリス)も、故障で皐月賞には間に合わないでしょう。なんだか今年の3歳世代は故障多すぎる気がします。これから強そうな馬が続々と出てくるでしょうが、未知数です。まぁ、皐月賞や桜花賞は馬券的には難しくなるかもしれませんね」
どうなる、3歳世代!?
(阿部勝彦)

