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【ザスパ社長・細貝萌の生き様】賞金も破格の2026特別大会。スタイルを貫き、結果を出せば「経営的にも興行的にも大きなプラス」

【ザスパ社長・細貝萌の生き様】賞金も破格の2026特別大会。スタイルを貫き、結果を出せば「経営的にも興行的にも大きなプラス」


 2月7日に開幕する明治安田J2・J3百年構想リーグ。昨季のJ3は14位でフィニッシュしたザスパ群馬は、沖田優監督体制を継続し、EAST-Aを戦うことになる。

 このグループはヴァンラーレ八戸、ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、ベガルタ仙台、栃木シティ、横浜FC、湘南ベルマーレのJ2・7チームと、J3の栃木SC、SC相模原、群馬という構成。群馬にしてみれば、格上との対戦が増えることになる。

「昨年の僕らは、夏場までは非常に苦しい戦いを強いられましたが、ラスト6連勝でフィニッシュ。やれることとやれないことが明確になったシーズンだったと思います。それを踏まえて宮崎キャンプなどプレシーズンに調整を行なって、本番に挑むところです。

 総得点56というのはリーグ上位でしたが、総失点59はワースト4位。この失点数が半分だったら、間違いなく上位にいたと思う。ゴールキーパーからの組み立てを引っかけられて失点する形が多かったので、そこを改善するのはもちろんのこと、昨季の課題だったクロスからの失点を減らすことに取り組んでもらっています。

 そこは監督・コーチングスタッフ、選手含めて意思統一を図りながら進めている。僕も3日間、キャンプを視察しましたけど、全員が刺激し合いながら、一体感を持って取り組めているなと前向きに感じています」

 こう力を込めるのは細貝萌社長。2024年11月の現役引退から1年以上が経過し、社長業2年目に突入したが、クラブトップとしてより統率力・けん引力を高め、現場の成績が上がるように仕向けていきたいという。

「今回の百年構想リーグは、カテゴリーが上のJ2のチームとたくさん試合ができる。そこは興行的にも、チームのレベルアップという意味でもプラスだと考えています。

 J2のチームはJ3勢とはチーム力や戦い方、個人能力も違うので、難しさもあると思いますけど、夏から開幕する2026/27シーズンにしっかりとつなげなければいけない。相手が強いと中盤を省略したロングボール主体のスタイルの方が、結果が出やすいという見方もあるのは確か。でも僕らはこれまでの1年間、沖田監督のもとで自分たちのサッカーを貫いてきましたし、今季もブレることなく継続していく覚悟でいます。

 宮崎キャンプ中の大分トリニータとの練習試合も3-3の引き分けでしたけど、良いシーンはたくさんありました。『格上相手の方がやりやすい』と話していた選手もたくさんいたのはポジティブな要素ですね。昇降格はなくても、しっかりと勝ちにこだわっていくことが非常に大切。できるだけ多くの勝点を積み上げていきたいと思っています」と、細貝社長は強気の姿勢で挑んでいく構えだ。
 
 特別大会は賞金も破格だ。地域リーグラウンドは、90分で勝った場合は150万円、PK戦勝利が100万円、PK戦負けでも50万円。プレーオフラウンドで1位になれば1500万円という金額が設定されている。2025年J3の優勝賞金が500万円だったことを考えると、これは破格と言えるのではないか。群馬のような地方クラブにしてみれば、勝ち続けることは経営的メリットも大なのである。

「このリーグ戦で90分勝利を4回以上できれば、昨季のJ3優勝を上回る賞金が入ってくる計算になりますよね。結果が出ることは経営的にも興行的にも大きなプラスなんです。だからこそ、しっかりと結果にこだわってほしい。そういう話は新シーズン始動の際に、現場のスタッフたちに対してさせてもらいました。

 ご存じの通り、群馬は昨年からベイシアグループの一員になりましたけど、傘下に入ったからといって、いきなり多くの資金を投じてもらえるわけではありません。あくまでも運営主体はザスパ群馬であって、ベイシアグループは伴走者という形。自分たちが収入を引き上げていけるように努力しないといけないですね」と、細貝社長は経営者目線を大事にしつつ、チームにアプローチしているのだ。
 
 昨季の群馬の1試合平均入場者数は3,555人。J2だった23年の4,121人、24年の3,988人から下降線を辿ってしまっている。この百年構想リーグもどのクラブと同居するかで数字が変動すると見られていた。

 隣県のアルビレックス新潟、RB大宮アルディージャ、松本山雅FCなどはアウェー戦に赴くサポーター数が多いため、群馬としても彼らと同じグループなら集客増が期待できたが、結果的にはその3チームは別。仙台、横浜FCあたりは熱心なサポーターが訪れる可能性もあるようだが、特別大会ということもあって実際のところは未知数なのだ。

「Jリーグは今回、地域性重視でグループ分けをしたということで、隣県の栃木シティ、栃木SCと同じグループになりました。昨季のJ3対戦時はそこまで観客数が伸びなかったので、今年は多少なりとも増えてほしいという願いはあります。

 J2が7チームと同組になったことで『レベルの高い相手との試合が見られる』と前向きに感じている人もいるでしょう。仙台や横浜FC、湘南ベルマーレの3チームはより多くのファン・サポーターが来場してくれるという期待もあります。

 特別大会を記念して、2月14日のホーム開幕戦ではJリーグが制作したオリジナルブランケットの配布がありますし、できる限り多くの観客動員に結びつけられるようにしたいです」と、細貝社長は目を輝かせる。

 ただ、やはり多くの人に関心を持ってもらうためには、チームの快進撃が第一。昨夏、北海道コンサドーレ札幌から育成型期限付き移籍で加入し、今季もレンタル延長となった中島大嘉が「J2が多いグループでも、オキさんのサッカーをしっかりと体現できれば、僕らには優勝できるだけの力があると思っている」と強調していた通り、本当に良いスタートを切れれば大躍進もないとは言えないのだ。
 
「J2クラブにしてみれば、J3の3チームより上の順位、つまり『最低でも7位以上』というのがマストだと考えているでしょう。でも群馬も8位以下でいいとは考えていない。仮に百年構想リーグで上位になったとして、2026/27シーズンで勝てなければ意味がないですけど、J2勢の多い特別大会で自信をつけて、次のシーズンで確実にJ2に上がるというのが理想的なシナリオですね。

 そのために、このタイミングでしっかりと選手補強も進めました。1月末時点で37選手体制という少し多めの陣容で動いていますけど、それも夏以降のJ3を視野に入れてのこと。新たな得点源として大嘉には期待をしていますし、桐光学園から加入した新戦力の佐藤凜弥はとにかく速い。札幌から来た出間思努も中島同様、沖田さんの下でやってきた選手なので、スムーズに適応してくれると思います。若い選手が多いですけど、公式戦が始まれば僕が知らない一面もたくさん出てくるのかなという楽しみもあります。

 現役だった頃は『自分がしっかりやってチームに貢献したい』という気持ちでいましたけど、この立場になってからは『誰が出ても、とにかく結果を残してほしい、活躍してほしい』と考えるようになりました。僕自身もファン・サポーターのみなさんと同じように、選手の成長を見守っていきたい。開幕が楽しみですね」と細貝社長は語る。

 苦しい試合の多かった2025年とは違って、この特別大会では彼の笑顔が数多く見られる展開になれば理想的だ。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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