ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツが、キャリア4度目となるワールドシリーズ優勝に向けて、ひとつの切実な願いを持っていると、現地9月28日、ドジャース専門メディア『Dodgers Way』が報じた。それは「本拠地ドジャー・スタジアムで優勝を決めること」だという。
同メディアによると、米メディア『FANSIDED』のアダム・ワインリブ記者とのインタビューで、ベッツは「これまで3度ワールドシリーズで優勝したが、どれもホームではなかった。だからホームで、ホームのファンの前で優勝して、それがどんな感じなのか見て、感じてみたい」と率直な思いを語った。
ベッツが初めてタイトルを手にしたのは2018年、ボストン・レッドソックス時代だった。相手は奇しくもドジャースで、ワールドシリーズ第5戦ではクレイトン・カーショウから本塁打を放ち、優勝を決定づけた。守備や走塁でも存在感を発揮し、球団史上最多の108勝シーズンを締めくくった。
その後20年に、レッドソックスからドジャースに加入したベッツは、32年ぶりの世界一をもたらす原動力となった。タンパベイ・レイズとのワールドシリーズでは26打数7安打、2本塁打、4盗塁、打率.269を記録している。
さらに24年のニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズでは18打数5安打、4打点、打率.278と勝負強さを発揮。内外野を自在にこなすユーティリティ性でチームに安定感をもたらし、ドジャースで2度目の世界一を経験した。
『Dodgers Way』は「レッドソックスとドジャースの双方でタイトルを手にしたベッツは、殿堂入りに値する世代最高のオールラウンダー」と評価。残された大きな目標は、ホームで歓喜の瞬間を迎えることだと強調している。今季のポストシーズンで、その願いが実現するかに注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「こいつはヤバい!」「こんな選手二度と現れない」“55-55”達成の大谷翔平に米ファン驚愕「他に誰がMVPになれるんだ?」
【記事】ドジャース先発カーショウへ盟友フリーマンが粋なサプライズ 指揮官が明かした敵地総立ちの舞台裏「チームメイトやファンから尊敬される選手には…」
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も

