姑息な思惑
とっちらかりはしたが、12km時点で63分26秒。つまり、楽勝で2時間を切れる。それどころか、このままのペースだと、1時間50分も楽勝で切れてしまう……などと走りながら暗算する。小学生レベルの暗算は得意なのだ……などと思っていたが、実はこの計算は間違っていた。ハーフマラソンは20kmではなく、21.0975kmなのだ。

その間違った計算をもとに、「速過ぎるかもしれん」とか思い出し、「あまりに速いと、次にハーフマラソンに出た時に、この記録を破るのが難しくなるかもしれない」と余計なことを考えてしまう。たしかに、基地はフラットだし、この日は晴れてコンディションはいいから、記録を出しやすい条件ではあった。
脚もまったく痛くないし、それなりに大変だが、ペースも実に一定を保てている。悪くない。
ともあれ、そんなヨコシマな思いから5分40秒ぐらいまでペースを落とした。
しかし、不思議なもので、ハイペースで走っている時は大丈夫だったのに、なまじペースを落とすと余計にしんどい。しかも、腹筋や胴体まわりの筋肉がつったように痛い。ChatGPTにあとで聞いたら、慣れない給水とジェルの摂取で一度筋肉が緩んだのが良くなかったらしい。心肺や、脚の筋肉に、体幹の筋肉がついていっていないとのことで、プランクなどで鍛える必要があるらしい。
最後の数キロはやっぱり大変!
それはともかく、17〜19kmは非常に腹筋が痛かった。
そして、19km。「ラスト1kmは、奇跡の復活を遂げてハイペースで追い込むのだ!」と思って必死で走った。しかし、実際には5分25秒/kmだったから、たいしてペースは上がっていない。
そして、20km! ……そこがゴールだと思ったら、先にも書いた通りハーフマラソンは21.0975kmなのだ。
もう、予備のエネルギーはない。腹筋も痛い。脚もつらい……のだが、死力を振り絞ってあと1km走る。ただ、同じペースの人達よりはラストスパートできていたから、周りの人よりはエネルギーを残せていたのかもしれない。

ゴール! この写真を撮ってもらうまでは元気だったのだが、なんとそのあと30分も心拍が100以下に下がらなかった。普段はランニングしても3分ぐらいで下がるのに、さすがに血液中の酸素を使い尽くしたということなのだろうか?

ハーフマラソンの2時間切りでこんなに大変なのだから、あと2カ月半でフルマラソン4時間切りはとても無理な気がする。4時間切りを目標にしようかと思っていたのだが、これはちょっとあきらめるかも。目標は再検討。
ともあれ、初マラソンイベント参加で、ハーフマラソン2時間切りを達成。大変でした。健康のために走ってるのに、身体を壊しそう(笑)


さて、次のフルマラソンの目標はどうしたものか……。意地で4時間切りを目指すか、まずは4時間半あたりを目標にしてトレーニングするか? あと2カ月!
(村上タクタ)