
香川照之が主演を務める映画「災 劇場版」が2月20日(金)に全国で公開される。このたび1月31日の「災(さい)の日」(3=さ、1=い)にあわせてアナザービジュアルと、各界の著名人からのコメントが解禁された。
■ドラマとは異なる展開が繰り広げられる
本作はWOWOWの「連続ドラマW 災」(2025年)を再構築したサイコ・サスペンス。平凡な日常に徐々に侵食していく男の歪さと、突然災いが起こる不気味な世界を描き、ドラマとは全く異なる「新しい形の恐怖」の物語となっている。
スペイン語圏最大の第73回サン・セバスティアン国際映画祭でコンペティション部門に正式招待され、関友太郎・平瀬謙太朗両監督は「宮松と山下」(2022年)に続き、2作連続の正式招待作となった。「宮松と山下」「連続ドラマW 災」に続き香川が主演を務め、中村アン、竹原ピストル、宮近海斗(Travis Japan)らが脇を固める。
家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、冴えないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、ささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な“災い”に襲われる。警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。一方で、その災いの周辺には、いつも「ある男」が紛れ込んでいた。
■不穏な雰囲気漂うビジュアルが到着
公開されたアナザービジュアルには、画面の下部に割れた鏡を覗き込む「ある男」の顔が浮かんでいる。光のない眼が見つめてくるが、鏡の亀裂に沿って分断され、左右非対称にずれている。逃げることも、目をそらすことも許されない。そんな不吉な雰囲気のアナザービジュアルとなっている。
さらに、各界の著名人からのコメントも公開された。「トウキョウソナタ」(2008年)、「クリーピー 偽りの隣人」(2016年)などで香川とタッグを組んだ黒沢清監督は、劇中の香川の瞳を「あれはもう人間のものではない」と表現力を絶賛。
また、映画「8番出口」の川村元気監督は「観る者の脳を揺らし続ける、圧巻のエンタテインメント」と本作の斬新で残酷な物語を賞賛している。「近畿地方のある場所について」などを手掛けるホラー作家・背筋氏も「彼らの不幸に、どうか理由がありますように」と本編の展開に、夢中になったという。


