日本と比べると、インドネシアって何もかもが安い。モノもそうだし、特にご飯。インドネシア人の自分からしても、日本と比べるとマジでインドネシアのご飯は安く思える。
そんな中、インドネシアでも特に安くて美味しく食べられる料理の1つが「ペチェル」。元々安いのに、さらに安い価格で出してくれるお店も存在する。
・元々安いペチェル
冒頭でもお話したインドネシア料理「ペチェル」。茹でたもやしやほうれん草などの野菜と揚げ物のおかずに、ピーナツソースをかけてご飯と食べる。おかずによっては、とてもベジタリアンな料理だ。
調理方法も簡単なので、朝ごはんとして食べられることが多い。日本でいうつけ麺みたいな手軽さかな?
付いてくるおかずの種類や数によるが、だいたい1万ルピア(約91円、なんと100円以下)で買えるし、安いところだと7000ルピア(約64円)。安いところは大体おかずが一個だけだが、それでも満足できる。
家の近くにあるタバコ工場の隣にペチェル屋さんがあるが、これが朝早くから行列ができるくらい人気。
その理由は圧倒的な安さ。なんと1つ5000ルピア(約45円!!!)、これが一般人向け価格で、タバコ工場の社員だとそれより安く3000ルピア(約27円!!!)で買えちゃう。
人気すぎて、私が朝並んでいたときにインタビューしにインフルエンサーが来ていた。インタビューって恥ずかしくてできないので、シメシメと耳を傾けた。
聞いたところ、「グレンデル(タバコの銘柄)」のタバコ工場が社員のために用意した食堂で、毎日工場から補助金をもらっているらしい。だからこの安さが実現できたと。
とにかくすっごく人気。準備しているところを見てほしい。ご飯がずらーーーーっと並んでる。
長い時間待ってようやく例のブツを手に入れた。早速家で食べることにする。
というわけで、朝ごはんのお時間です。
一緒に付いているのは「ペイェック」という、いわばせんべい。ピーナツとかシラスとかエビとかを衣と一緒に適当にぱーっと油で揚げたものだ。これマジうまい。
例のペチェルは、この防水コーティングされた紙に包まれている。インドネシアの屋台とか食堂でご飯をテイクアウトすると、大体こういう紙に包んでくれる。東南アジア特有なのかな?
中はご飯と茹で野菜、おかずは「メンドル」というインドネシア風納豆「テンペ」をさらに調理したもの。ピーナツソースは小さい袋に分けられている。
ピーナツソースはご飯の上に直接ドバー。ちなみに、地域によってソースの作り方が違ったりする。辛いところもあれば、メッチャクチャ辛いところもある。
植物由来の素材しか使っていないので、ベジタリアンな方でも とても美味しく食べられる料理。
茹でた野菜そのままだと食べにくいが(私はあまり好きじゃない)、ピーナツソースがあることでめっちゃくちゃ香ばしくてうまい。野菜のシャキシャキ感と、ペイェックせんべいのカリカリでお口の中が幸せ。食べていて楽しい料理と最近気づいた(ガキなので野菜はあんま好きじゃなかったんだよ)。
実は東ジャワ、特に「ポノロゴ」や「マディウン」という街の名物である。「ポノロゴ」はおばあちゃんのお家だったので、朝ごはんはいつもペチェルだった。
インドネシアにはペチェルの他にもベジタリアンな料理がいっぱいあるので、来る機会があったらぜひともたくさん見つけてほしい。
というわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24
