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ヨキッチのプレーに驚くことは「しょっちゅうさ」ナゲッツ同僚が語る“ジョーカー”の凄さ「『今何やった?』なんてことがよくある」<DUNKSHOOT>

ヨキッチのプレーに驚くことは「しょっちゅうさ」ナゲッツ同僚が語る“ジョーカー”の凄さ「『今何やった?』なんてことがよくある」<DUNKSHOOT>

現地時間12月29日(日本時間30日、日付は以下同)のマイアミ・ヒート戦で左ヒザを負傷して以来、欠場が続いていたニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が、1月30日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で1か月ぶりの戦列復帰を果たした。

 そんななか、チームメイトのキャメロン・ジョンソンがホストを務めるポッドキャスト『The Old Man and the Three』に、同じヨーロッパ出身の盟友ヨナス・ヴァランチュナスがゲスト出演。ヨキッチについてトークを展開した。

 ヴァランチュナスは昨夏、パナシナイコスといった欧州のビッグクラブからの誘いを蹴って、ヨキッチのプレータイムをコントロールする役割を担うべくナゲッツに入団。今季ここまで35試合に出場(先発3試合)し、平均8.9点、5.1リバウンドと安定したバックアッパー役を務めている。

 ともに国際大会でも活躍している2人だが、意外にも最初に会ったのはNBAだという。ヨキッチより3歳年上で、ドラフトでも3期先輩のヴァランチュナスは、出会った当初のヨキッチの印象を振り返った。

「初めて会ったのはNBAで、彼はまだ若くて手探り状態だった。でも、プレーを見れば才能があることは明らかだった。ただ、その頃はまだ荒削りで、成長過程の真っ最中といった感じだったね。彼自身、自分のやり方を模索していて、どんなタイプのビッグマンになるのか、自分のアイデンティティを築こうとしているところだった。
  でもそれには時間はかからなかった。年を追うごとに着実に進化して、気づけば今の彼になっていたというわけさ」

 NBAキャリアも14年目に突入し、リトアニア代表の一員として国際大会の経験も豊富なヴァランチュナスでも、チームメイトとなったヨキッチのパフォーマンスに度肝を抜かれることはあるのかと聞かれると、今年5月で34歳になるビッグマンは「しょっちゅうさ」と笑いながら返答。

「ベンチから見ていて『今一体何をやった?』なんてことはよくある。何もないところから突然チャンスが生まれたりするんだ。普通なら『一度外にパスして、スクリーンをかけに行くか』というような場面で、彼はそこから(シュートを狙えそうな)状況を作り出してしまう。

 あれは(プレシーズンゲームでの)バンクーバーでやったトロントとの試合の時だったかな。ベースラインぎりぎりで、身体の周りをぐるっと一周させるようなパスを出したプレーはすごかった。しかも左手でだ。普通なら完全に死んでいたプレーで『とりあえず外に出して何とかするしかない』という状況だった。でも、彼はコーナーにシューターがいたのを見逃さなかった。まさに彼のバスケットボールIQの成せる技だよ」
  ヴァランチュナスは、昨今のNBAでビッグマンに求められるプレースタイルの変化についても言及。「ヨキッチのような唯一無二の存在でもない限りは、今リーグで何が起こっているのかを察知して、それに合わせて自分のゲームをアップデートしていく必要がある」と語っている。

 そして実際、トロント・ラプターズに所属していた時代(2012~19)に“もっとウェイトを増やさないと”と、いつものようにジムでリフティングに励んでいたら、突然アシスタントコーチが来て「これからは走ってもらう。クイックネスが求められるから、もうリフティングはやらなくていい。これからはスピードと判断力を磨け」と告げられたエピソードを明かしている。

 彼がNBAに加入した当初、スクリーンをかけてゴール下に陣取るのがメインだったビッグマンのタスクは、現在ではシュートが打てて、ボールハンドリングも巧みで、スペーシングも担うのがスタンダードになった。

 これまでラプターズを皮切りに、メンフィス・グリズリーズ、ニューオリンズ・ペリカンズ、ワシントン・ウィザーズ、サクラメント・キングス、そして現在のナゲッツと、数々のチームを体験したヴァランチュナスだが、ジョンソンに「過去のチームでの経験から、現在のナゲッツをどう見ている?」と尋ねられると、次のように答えた。
 「ここでは全員が自分たちがやるべきことを理解している。だからみんなを集めて『俺たちはもっと強くなれるんだ』といったような意識づけをする必要もない。そして、誰もがそれが簡単ではないこともわかっている。そんな過酷な戦いに挑むために、一人ひとりが身体のケアとか細かいことを、怠ることなく日々取り組んでいる。それがこのチームの素晴らしいところだ。

 このチームには、ズルや横着をしようとする人間がいない。全員が自分たちの仕事をリスペクトし、結果につながるための努力を積み重ねているんだ」

 ヴァランチュナス自身、自国リトアニアのリーグで16歳でプロデビューした時はセンセーションを巻き起こし、数々の名プレーヤーを輩出したバスケ大国において一躍スーパースターとなった。そんな彼もまた、自分の立場に驕ることなく、常に謙虚に努力を重ねている1人だ。33歳のベテランの存在は、ナゲッツでも生き見本となっているに違いない。

 ヨキッチとヴァランチュナス。欧州出身の2人の屋台骨に支えられているナゲッツは、ここからのシーズン後半戦でどこまで勝率を上げていけるのか。

文●小川由紀子

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配信元: THE DIGEST

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