多くの女性にとって「冷え」は生理痛の悪化と深く関係しています。
冷えにより血行が悪くなると、痛みや不快感が増すことがあるのです。
この記事では、生理中でも職場でできる冷え対策や温活習慣を、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説していただきます。
生理痛がつらい日は、頑張らなくていい

生理痛が強い日は「我慢しなきゃ」と無理をしてしまいがちですが、痛みはからだからのSOSサインです。
冷えが原因で血流が滞ると、子宮周りの筋肉が緊張しやすく、痛みやこわばりが強くなることがあります。
そのため、冬の低い気温や外出時の寒さ、オフィスの冷房などでからだが冷えると、血行が悪くなりやすく、生理痛が強く感じられることがあるのです。
冷えを放置せずからだを温める習慣を持つことは、生理痛の緩和にもつながる可能性があるといえます。
明日の自分が少しラクになる温活習慣

寒さを完全に回避するのは難しいかもしれません。
そんなときは、自分で簡単にできる「温活」を日常に取り入れてみましょう。
温かい飲み物
のどが乾いているときはつい冷たい飲み物を選んでしまう、なんて人も多いかもしれませんが、温かい飲み物はからだを内側から温めてくれるだけでなく、末端まで血流を促して冷えを軽減するのに役立ちます。たとえば、白湯は胃腸を温めてリラックスさせる効果があり、からだ全体の巡りをよくしやすい飲み物です。
また、カフェインフリーでからだを温めやすいルイボスティーや、リラックス効果があるとされるカモミールティーなどもおすすめです。
飲み物を温かくするだけでも、からだがポカポカと温まるのを感じられるでしょう。
職場での「小さな温活習慣」として取り入れやすい点も魅力です。
夜のリセット習慣
毎日忙しく過ごしていると、入浴はシャワーで済ませてしまう人も多いかもしれませんが、夜に軽くお湯に浸かるだけでも全身の血行が改善しやすくなります。38〜40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かると、外側だけでなくからだの内部まで温まり、筋肉の緊張がほぐれやすくなりますよ。
また、寝る前の軽いストレッチは、副交感神経を優位にしてリラックスを促し、入眠しやすくするだけでなく、末端まで血流を促す効果も期待できます。
足首回しや股関節回しなど、簡単な動きでも血流改善が期待できます。
これらの夜の温活・ストレッチ習慣は、冬の冷え込みやオフィスでの冷房による血行不良をリセットし、翌日のつらさを軽減する助けにもなるでしょう。
