昨年12月に大手人材・広告企業『マイナビ』が行ったアンケート調査(約1万4000件)では、年末年始の長期休暇を通じ「今の会社を辞めたい」と考えた人は20代で24.9%、30代20.4%、40代17.6%、50代12.6%と、正社員の4人に1人が「辞めたい」と回答している。
「今年に入って、退職代行サービスには通常の約3~5倍の依頼がきているそうです。『正月病』と重なる部分があると思います」(医療ジャーナリスト)
正月病とは、正式な病名ではないが、年末年始にかけて公私の忙しさや、生活リズムの乱れから疲労とストレスが蓄積。主に正月明け、「体がだるい」「やる気が出ない」などといった、うつ病と精神疾患の予備軍の可能性がある症状だ。
「他にも、正月病の精神症状は気分が落ち込む、イライラする、集中できない、記憶力・判断力の低下などです。身体的症状としては、食欲がない、食べ過ぎる、下痢・便秘、頭痛・肩こり、めまい・耳鳴り、夜眠れない、朝早く目が覚める、朝起きられない、日中眠いなどが挙げられます」(都内の心療内科医)
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こんなに頑張っているのに割に合わない
長期休暇でダラダラする生活をすると、脳が「このままでいいのか?」とシビアに問いかける働きをするケースが多いとされる。
それは仕事で強いストレスを感じているときよりも、むしろ連休中の方が“退職願望”となって表れやすいという。
「衝動的に起こる『辞めたい』の心理は、休みボケではありません。『こんなに頑張っているのに割に合わない』という日ごろからのモヤモヤ感が自分を見つめ直したときに出てくる。その衝動に駆られた勢いで“あけおめ退職”となるのです」(精神カウンセラー)
あけおめ退職と正月病は、リンクする部分がある。
「長い休みですることがないからといって、夜更かしや朝寝坊、酒の飲み過ぎはいけません。普段の生活リズムを崩さないことが重要です」(同)
あけおめ退職に“めでたい”ことはない。
「週刊実話」2月5・12日号より
