『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2026年2月1日)
「ヤングライオン杯争奪トーナメント」決勝戦 ○村島克哉vs嘉藤匠馬×
村島が逆エビ固めで同期・嘉藤を破り、ヤングライオン杯優勝。「次は海外だ!」と海外武者修行を熱望した。
2019年以来、7年ぶりに開催されたヤングライオン杯。トーナメント形式で争われたが、決勝戦は村島と嘉藤の同期対決となった。ともにシードとして準決勝から出場し、村島は永井大貴、嘉藤は安田優虎を破って、決勝進出を果たした。
ヤングライオンらしくグラウンドでのレスリング勝負で幕開け。村島はショルダータックルの打ち合いを制すると、逆水平を連打したものの、嘉藤もアームドラッグから腕ひしぎ十字固めに捕らえて譲らず。嘉藤はその後も左腕に照準を合わせてストンピングを連発していくが、村島は強引に抱え上げてコーナーに叩きつけて逆転。パワフルな打撃を重ねていくと、逆片エビ固めに捕獲した。
耐え抜いた嘉藤はエルボーの打ち合いに持ち込むと、ロープに振られたのを利用し、コルバタを決めて反撃。「村島!」と叫びながら串刺しジャンピングエルボーを浴びせると、ヒップトス、ドロップキックから再び腕攻めへ。ハンマーロックしたままボディスラムを決めると、脇固めに絡め取った。村島のロープエスケープを許しても、なおも腕を狙い撃ちにし、コーナーに振って串刺し攻撃へ。
先に動いた村島がショルダータックルで吹き飛ばして活路。ショルダースルーでぶん投げる。嘉藤が反撃を仕掛けても、村島はドロップキックをキャッチして、逆エビ固めで絞め上げた。嘉藤はギブアップ寸前に追い込まれながらも、執念でロープに逃れると、続く村島のアバランシュホールド狙いを脇固めで切り返して逆襲。ロープを目指す村島をリング中央に引きずり込んで絞めに絞めるが、今度は村島が意地だけでロープに逃れた。
場内は第1試合から沸騰。ここがチャンスと、嘉藤は左腕に絡みつき、再び脇固めを仕掛けるが、前転して逃れた村島は、起死回生のフロントスープレックスをズバリ。腕の痛みを引きずりながらも雄叫びを上げると、なおも腕を攻めようとする嘉藤を豪快なアバランシュホールドで叩きつけた。そして、逆エビ固めに再捕獲。スクワット式で絞め上げてギブアップを奪った。
過去のシングル戦ではすべて引き分けだったが、今宵はついに決着。村島が嘉藤を破り、ヤングライオン杯優勝を果たした。村島は棚橋弘至最後の付き人にあたる。そんな棚橋社長から優勝トロフィーを受け取った村島は、感極まった表情を見せる。そして、トロフィーを高々と掲げて喜びを爆発させた。
バックステージでも「村島克哉、ヤングライオン杯、無事優勝できました!」と喜びをあらわにした村島は、「アイツはデビューも一緒で、今日の試合もアイツなりに考えて試合してきた。アイツの腕攻め、ムチャクチャ効いたぜ」と同期の嘉藤を評価しながらも、「だけど、最後に勝ったのは俺だ、バカヤロー!」と雄叫びを上げた。
「前まではなんか個性とか出てなくて、自分自身なんか他のヤングライオンと同じようなただの一人のヤングライオンって感じだったけど、最近やっと素を出せるようになったんだよ」と最近の自分に手応えを示すと、「ヤングライオン杯を優勝したってことはよ、その先、俺は1・4東京ドームのバックステージでも言ったかもしんないけど、次は海外だ!」と海外武者修行を改めて熱望。トーナメントを制して結果を出し、ヤングライオン内の出世争いでも一歩先に進んだだけに、その後も「ヤングライオン優勝したんだ! アァ! 海外!! 海外! 海外連れてけ、コノヤロー!」と声高にアピールした。一方、敗れた嘉藤も海外修行に意欲を見せていた。
【村島の話】「よーしっ! アァーッ! ハァーッ! ハァーッ! ハァァァァ! アァ! アァ! 村島克哉、ヤングライオン杯、無事優勝できました! 対戦相手の嘉藤? あいつはデビューも一緒で、今日の試合もあいつなりに考えて試合してきた。あいつの腕攻め、ムチャムチャ効いたぜ、オイ。だけど、最後に勝ったのは俺だ、バカヤロー、オイ! ちょうどここによ、俺が、俺が言い続けて、やっと出たTシャツあるな、オイ。(※Tシャツの『ム』と大きく書かれた表を見せながら)村島克哉Tシャツ、通称“ムT"! 俺が最近なんか自分、前まではなんか個性とか出てなくて、自分自身なんか他のヤングライオンと同じような、ただの一人のヤングライオンって感じだったけど、最近やっと素を出せるようになったよ。なったんだよ。それはもしかしたら俺がTシャツ出してくれって訴えて訴えて、ムカついてムカついて、それを怒りに変えた結果がこうして自分出して、ヤングライオン杯も優勝できて、(※ことさらに声を張り上げて)今日は最高の気分だよ、オイ! ヤングライオン杯優勝したってことはよ、その先、俺は1・4東京ドームのバックステージでも言ったかもしんないけど、(※大きく声を張り上げて)次は海外だ! オーシッ! (※声のボリュームをさらに上げて)ヤングライオン杯優勝したんだ! ああ! 海外! 海外! 海外連れてけ、このヤロー!」
【嘉藤の話】「ハァハァハァ、クソッ! アァ……。4戦4分けで『今日こそ』ってずっと言ってて、村島、てめえと決着つけるってずっと待ってたのによ。悔しいとかよ、そういう言葉がなんも出えへん。いろんなタイトルがあるけど、ヤングライオン杯に挑戦できんのは1回ぐらいしかない。その1回、今日しかチャンスがなかった。その1回になんとしても勝ちたかった。村島、てめえ、海外行くんか? 資格あるやろう。俺も海外に行きたい。そして、強くなって絶対帰ってくるからよ。優勝してねぇからそんな言っても聞いてもらわれへんかもしれんけど、帰ってきたらこの借りを返したる」

