晴れやかな表情とは対照的に、厳しい現実に直面しているのは阪神・佐藤輝明である。キャンプイン直前の1月31日、ギリギリで契約更改を済ませてから空路、沖縄入り。自費キャンプ突入を寸前で回避した。
単年契約ながら、年俸は昨シーズンより3億円の大幅増となる推定4億5000万円プラス出来高払い。これはかつて4番でチームを引っ張った金本知憲を抜く、球団史上最高のアップ額だ。ここまで契約合意が延びた要因は、メジャーリーグ移籍に向けたポスティング容認と年俸の件だったと、本人が明かしている。
昨シーズンは本塁打と打点のセ・リーグ2冠に輝いたのはいいが、球団内での佐藤の評価を聞くと、ダダ下がりしている。
「代理人交渉したのはいいが、完全にそそのかされてゴネまくったという印象を、球団に持たれてしまった。ポスティング容認はあくまで球団が決めることなのに、かなり無理してアピールしていたから、相当に心証を悪くしていますね。途中で一旦、退避することもできたのに、代理人を止めることさえなかったというから、開いた口が塞がりませんよ。チーム関係者はキャンプ地に入った佐藤を見て『テルは何をやってんねん』と冷ややかな視線を送っていました」(球団関係者)
2月1日のキャンプイン初日は新助っ人のディベイニーに声をかけて、ペアになって動く姿があった。このまま浮いてしまわなければいいが…。

