元阪神・横田慎太郎さんの生涯を描いた映画「栄光のバックホーム」の興行収入が、1月下旬の時点で16億円を突破した。 脳腫瘍のため2023年に亡くなった阪神の若手選手が病に苦しみながらも生きるために戦う姿を、ドキュメンタリーとして描いたものだ。
主演は新人俳優の松谷鷹也。1年ほど社会人クラブチームに入って野球技術を磨いて撮影しただけに、再現性の高さが評価を上げている。当初はチームがある関西や西日本中心にヒットしていたが、口コミで徐々に評判が広がり、今ではローカル都市でもロングラン上映しているところがまだまだ多いのが特徴的だ。
横田さんと同期の梅野隆太郎、岩崎優ら阪神の現役選手はいるが、実は積極的に協力できなかった事情がある。関西マスコミ関係者が明かす。
「昨年11月の公開時期に、阪神球団のオフィシャルドキュメンタリー映画を公開したため、球団側が宣伝に消極的だったといいます。春季キャンプが始まりましたが、近しい関係者の間では、開幕直前にプロモーション協力ができないか、水面下でプランが練られているそうです。というのも、松谷らキャストとスタッフが『地方巡業』と称して、ローカル映画館や関西のシネコンに顔を出すなど、地道な営業に感服して
いるからだと」
CGをいっさい使わずに撮影されており、製作費はメジャー作品の10分の1程度と、コスパ最強の作品。虎戦士にとって、リーグ2連覇への気の引き締めにつながりそうだ。

