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山田孝之、俳優オーディションプロジェクトを始動「全員にとっての代表作を作りたいんです」オリジナル長編映画製作・公開へ

山田孝之、俳優オーディションプロジェクトを始動「全員にとっての代表作を作りたいんです」オリジナル長編映画製作・公開へ

山田孝之
山田孝之 / 撮影:田中隆信

俳優の山田孝之が、2月2日に都内で行われた「THE OPEN CALL」プロジェクト発表イベントに登場。プロデューサーの伊藤主税氏と共に、経験も実績も実力も問わない俳優を探求するオーディションプロジェクトについて発表した。

■選考基準は「演技力」と「人間力」

「THE OPEN CALL」は、山田がメインパートナー(審査兼任)として参加し、オリジナル映画の主演・主要キャストを募集するオーディション。タイトルに掲げた「OPEN CALL」とは、年齢・性別・国籍、所属事務所、演技経験の有無を問わず、やる気と条件が合えば誰でも挑戦できる公開(オープンな)オーディションのことを指し、本プロジェクトではこれまで挑戦の機会が限られてきた人たちにも門戸を開き、「演技力」と「人間力」を選考基準に、まだ見ぬ才能と出会うことを目指す。

山田を中心に、「MIRRORLIAR FILMS」企画・プロデュースの伊藤、俳優・プロデューサーの阿部進之介、「怪物」「ゴジラ-1.0」「ファーストキス 1ST KISS」企画・プロデュースの山田兼司氏、「マンガ家、堀マモル」「MIMI」「INI THE MOVIE 『I NEED I』」を手掛けた映画監督の榊原有佑氏らと共に、これまでにないプロジェクトが始動する。

オーディションの目的は、2027年に長編映画を製作・公開すること。山田は「長編映画を脚本からオリジナルで作ろうと思っています。主役を含むメインキャストを探したいと思っております。オーディションに関しては審査のほうもやらせていただきます。長編映画には、企画・プロデュース・脚本・出演などで参加します」と、プロジェクトの目的と自身の役割を明かした。

俳優オーディションを行おうとした理由を聞かれると「俳優がオファーを待つという喜びや美しさがありますが、自分から動く、自分から始めてみるということの大事さを知ってもらいたいと思ったからなんです」と答え、阿部が「SHOGUN 将軍」シーズン2の撮影のために海外に行っていることに触れ、「彼はオーディションで出演を勝ち取ったわけで、オーディションの大事さに気付いていますし、日本でもそういうチャンスがあるべきだと考えて、きっかけを作ってくれました」と語った。

自身の肩書き“メインパートナー”の役割については「僕も30年近く芝居をやっているので、俳優っていう生き方も、芝居っていう表現も答えなんてないというのは分かっています。役とはいえ、結局は“人”なので。ただ、少なからず僕でも伝えられることが一つはあると思っているので、そういうところを伝えられたらいいなと」と説明。

そしてその上で「長くやっていくといろんな経験とかテクニックとかは身に付いていくけど、ある側面からすると新鮮味がなくなっていったりする部分もあるわけです。時代とともに感覚って変わっていくので、そういうところを年齢・性別関係なく、いろんな人とコミュニケーションをとることによって、僕も次の“代表作”を作れたらいいなっていうのがあります。どうやって代表作をアップデートしていくかというのは、俳優って常に思っていることなので、全員にとっての代表作を作りたいんです」と、全員の“代表作”を作るという目標も口にした。

■オーディション過程を追うドキュメンタリーの配信も決定

また、Leminoでオーディションの過程を伝える番組が配信されることも決定。山田は「その人の変化。肝となるのは役作りですが、脚本に書かれている言動からどれだけ想像を膨らませて、役を理解して、役と一つになれるのか。オーディションの過程で、その人の振る舞いとかが変化するはずなので、そこが見どころです」と注目ポイントを明かした。

一方、伊藤プロデューサーは「僕は本当に俳優という仕事をリスペクトしています。ただの文字から、目に見えない実像を作り上げていく。愛と誠意を持って、その見えない文字と対話して役を作っていき、その実像を自分に取り込んで、自分を駆使して表現していく。この“役作りのプロセス”を、番組でさらけ出して見せるということは、これまでの日本の歴史や番組でもなかったと思うんですね。非常に貴重なことですし、自分自身も本当に楽しみです」と期待を口にした。

山田自身、俳優という職業と常に向き合い、その楽しさと難しさも理解している。それでもやはり俳優業、芝居が好きだからこそ、その楽しさを共有したいという。「何が好きって、虚構、実在しない人物と対話し続けて、あたかも存在証明を残すという仕事だということです。役とどんどん一つになる作業、役を理解できることがうれしいんです。彼(役)の思いを伝え、代わりになれるのが俳優として面白いと感じているところですね」と俳優の仕事の魅力を語り、「その喜び、面白さを多くの人に感じてもらえたらと思います」と伝えた。

さらに、“やりがい”については「役のことを掘り下げて一体になると、もはやせりふも何も必要なくなる状態になるんです。われわれは“無敵な状態”と言ってますけど、役としてそこに入れてしまうときが最高で、監督や共演する俳優とかみ合う状態になって、脚本では書けないレベルのことが起きたりします」と自身の経験を踏まえ、その魅力を語った。

◆取材・文=田中隆信

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