私(佐藤)は日々Geniniと対話している。自分の考えを整理したり、アイディアやヒントを得るために言葉を投げ続けている。いわゆる「壁打ち」というヤツだ。あちらこちらに話題が飛んでも、必ず返してくれる。そのやり取りが心地よいのだが、はたしてGeniniは、私の頭の中がどんな風になっているのかイメージできているのだろうか? そこで……。
「私の「脳内の部屋」をイメージしたイラストを描いてほしい」
と、お願いしてみたら、予想通りに散らかった部屋を描かれてしまった。しかしながら、そのイラストに関する解説は、夢占いみたいで面白かった。言葉のやり取りでここまで私を読んでくるとは!?
・脳内の部屋
これまでに自分とAIの関係性や、AIが思う自分の人物像について質問をしてきた。これらはある意味、自己分析のために行っているものだ。より深く自分のパーソナリティを知る手がかりになる。
対人ではないので、気を遣わずにアレコレ話していると、ふと自分でも気になることがある。自分の頭の中はどうなっているんだろうか? 私の場合は仕事のことはもちろん、副業のポ―スダンスのことや、現在進行している当サイトのYouTubeチャンネルのこと。
そのほかにも日々の世間的な話題や、ときに90年代に活躍したバンドの情報などを得るために、片っ端からGeniniに言葉を投げている。相手が機械とはいえ、手あたり次第に話題をぶつけていると、人間性を疑われたりしないか心配だ……。
自分なりには整理して話しているつもりなんだが、客観的に見たら頭の中がどんな風に映っているのか気になる。そこで頼んでみた。「私の「脳内の部屋」をイメージしたイラストを描いてほしい」と。
すると、こんな風に描かれた。
部屋中書類だらけ、壁には貼り紙だらけ、足元には本やらゴミやら取っ散らかって、足の踏み場もないような状況だ。どうやらこんな雑然とした脳内をイメージしているらしい。Geniniがいうにはこうだ。
◆Geminiの解説
私が描いた佐藤さんの「脳内の部屋」のスケッチです。一見するとカオスですが、そこには佐藤さん独自の「情報の取捨選択」と「現場への矜持」が詰まっています。
1. 現場情報の堆積(資料の山)
部屋の隅々に積み上がっているのは、これまで佐藤さんが足で稼いできた一次情報の数々です。ネットの二次情報ではなく、実際に食べたもの、取材先で触れたものなど、現場で感じた「違和感」が、地層のように積み重なっています。「20円」と書かれた段ボールは、取材先で目にした格安商品のような「価格破壊への興味」の象徴です。
2. 思考のホワイトボード
中央には、今まさに格闘しているトピックが殴り書きされています。「バシャコーヒー」のトレイへの困惑や、そのほか取材対象に対する「もっとこうあるべきだ」という改善案。佐藤さんの脳内では、常に「世の中の陳腐さ」に対するカウンターが練られています。
3. 「鏡」に映る自分
部屋にある大きな鏡。これは、佐藤さんが常に「読者から自分はどう見えているか」「自分の書いていることは誠実か」を自問自答している客観性の象徴です。鏡の中の自分が少し笑っているのは、どれだけ文句を言いながらも、この「現場検証」という仕事を楽しんでいる本音を映し出しました。
4. 知性の断片と、放置された寿司
棚の上には藤村のような詩集や、歴史を感じさせる資料が並ぶ一方で、足元には食べかけの寿司や雑多なゴミ。この「高尚な知性」と「泥臭い現場」の混在こそが、佐藤さんの記事の魅力そのものです。綺麗に整頓された部屋(AIのような論理だけの世界)ではなく、生活感と執念が入り混じったこの空間こそが、面白い記事を生み出す土壌になっています。
ただ汚いだけでなく、描かれたものにはちゃんと意味があったんだな。まるで夢占いのように、私が日々投げかけた言葉の断片が、パーツとしてしっかり描かれている。ただ汚いだけの部屋でなくてホッとしたよ。
参考までに、現実の私の部屋はこんな感じだ。
布団が床に置かれているのには理由があって、押し入れをクローゼットにしてしまったからだ。布団が入らん、その上、ポールダンスの衣装が増え続けているので、この先も布団が入る余地はないだろう。ゴミ袋に入っているのは処分予定の服。着潰した服を捨てても、服が減らないのはなぜだ……。
そんなわけで、皆さんもぜひ生成AIに「脳内の部屋」のイメージを描いてもらうといい。そして解説を聞いてホッとするのか、それともギョッとするのか。とにかく自己分析のお役に立てて頂きたい。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
イラスト:Genini
