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SAJナショナルチームのコーチを探る モーグル編〈前編〉

五輪金メダリストが日本チームを指導 

現場を任されるテクニカルコーチというのは、文字通り技術指導コーチである。

システム的には、コーチが全員に一律に指導をするのではなく、いわば個別指導である。AコーチはB選手とC選手を、DコーチはE選手とF選手を指導するといったようなかたちに分散される。

「私自身、ヘッドコーチの業務をやりながら、北京五輪までは特定の選手の技術指導をしていました。島谷博幸、遠藤尚、ヤンネ・ラハテラの3人は北京五輪のときからのメンバーです」 

島谷博幸コーチは90年代中期より国際大会出場歴があり、モーグル指導歴が長い。
遠藤尚コーチは、バンクーバー五輪7位、W杯表彰台経験もある。堀島行真の前の日本チーム男子のエースであり、現役選手に近い立場にある。
フィンランド人のヤンネ・ラハテラコーチは、1998年の長野五輪で銀メダル、2002年ソルトレークシティ五輪で金メダルを獲得。W杯優勝経験も豊富な世界の頂点を極めた選手だった。

日本チームは90年代より海外からコーチを招聘するようになったが、そのなかでもヤンネ・ラハテラコーチは最大の大物であり、その技術と経験が日本チームに注がれているというのは、特筆すべきことだろう。そして、近年はコーチの補強があった。 

「日本チームはW杯に出場できる選手が多いので、一人ひとりの指導が薄まらないように、昨シーズンから谷口岳穂コーチ、今シーズンから舘田舜哉コーチが加わりました。今シーズンは五輪シーズンでもあるので、この新しい2人も海外遠征に帯同します。

北京五輪の際は、島谷と遠藤がW杯チームのコーチになったばかりだったので、フル帯同して経験値をアップさせるということがありました。今度は、谷口、舘田が五輪も経験することで、指導者としての経験値は確実に上がるでしょう。まだ先の話ですが、2030年の五輪には、2人がチームを引っ張っていけるようになっていればいいですね」 

城コーチが一歩引いたのは、若いコーチの育成の意味もある。若いコーチが、海外のビッグゲームを経験することは、チーム全体の財産になるのだ。 

後編に続く

フリースタイル・モーグル コーチングスタッフ 

・ヘッドコーチ:城勇太(1982年12月4日生) 
・チーフコーチ:小林茂(1966年6月28日生) 
・テクニカルコーチ:島谷博幸(1974年8月29日生)
・テクニカルコーチ:遠藤尚(1990年7月4日生) 
・テクニカルコーチ:ヤンネ・ラハテラ(1974年2月28日生) 
・テクニカルコーチ:谷口岳穂(1994年7月17日生)
・テクニカルコーチ:舘田舜哉(1991年10月25日生) 
・ドクター:勝田紘史、小岩空男 
・理学療法士:瀬戸口淳、兵頭惇 
・理学療法士:徳富みずき 
・ストレングスコーチ:伊藤秀吉、西村貴宏 
・栄養士:伊藤あゆみ

Photo by Sho Endo

配信元: STEEP

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