
俳優の木村拓哉が2月3日、都内で行われた映画「教場 Requiem」(2月20日[金]公開)のカーペットアライバル&完成披露舞台あいさつに、共演の綱啓永、齊藤京子、金子大地、倉悠貴、井桁弘恵、大友花恋、大原優乃、中山翔貴、浦上晟周、丈太郎、松永有紗、メガホンをとった中江功監督とともに登壇した。
■映画「教場 Requiem」
その内部が決して公になることはない警察学校の実態をリアルに描いた長岡弘樹による新感覚警察ミステリー小説「教場」シリーズ(小学館)。未来の警察官を育成する警察学校=「教場」で繰り広げられる、冷酷無比な鬼教官・風間公親と、様々な想いを抱いて入学してきた生徒たちの手に汗握る対峙が評判を呼び、累計発行部数140万部を突破した。
2020年には主演に木村を迎えたSPドラマ「教場」が放送され、2021年には続編となるSPドラマ第2弾「教場II」、2023年には鬼教官・風間公親の誕生秘話を描いた連続ドラマ「風間公親-教場0-」が放送され大人気シリーズとなった。
■「監督と相談させていただいて、今回の形を取らせていただきました」
同イベントは、この日限りとなる、シリーズ最終章の前編・映画「教場 Reunion」(Netflixにて配信中)と、後編・映画「教場 Requiem」を映画館で“イッキ見”体験できるものとなったが、合わせて約5時間、本作と向き合う観客に向けて、木村は「この作品を正面から受け取ってくださって本当にありがとうございます。持久力が必要になるのではないかというくらい、皆さんには同じ場所からこの作品と対峙していただけるということで、とんでもない時間をこの作品に分けてくださったことに本当に感謝しています」と頭を下げた。
また、前編と後編を、配信と劇場で公開するということについて聞かれた木村は「今は皆さんの見たいタイミング、見られるタイミング、選べるものというカテゴリーが整っているので、見てくださる方たちに今まで『教場』が培ってきたものを、どのタイミングでも、どの姿勢でも、どんな環境でも、皆さんが触れられる状況で触れていただいた上で、最終的に同じ感覚で、同じ知識量で、同じ感情量で、みんなとともにゴールテープが切れたらなというか、ゴール地点で待ち合わせができたらなっていう感覚を持ったので、中江監督と相談させていただいて、今回の形を取らせていただきました」と説明。

■「『前例がありません』という言葉はいい言葉だなって」
今までにないスタイルで注目度が高いという点については「関係者の方から最初に『前例がない』という、すごく心配して不安なテンションを感じ取ったんですけど、むしろ初対面では異質としか言えない1作目を地上波で作らせていただいた時は『何をこんなおめでたいタイミングで異質なものを私たちに届けるんだろう』って出会いだったと思うんですね」と当時の視聴者の思いを想像。
「なので『前例がありません』という言葉はいい言葉だなって。あえて前向きに捉えられて、『だったらやりましょう』って感覚になれたので、関係者の方たちにはご心配をかけたと思うんですけど、こういう届け方もできれば、以後、皆さんもいろんな形を取ることができるんじゃないかなと思います」と目を輝かせた。
イベントでは、長時間、本作に向き合う観客に、木村発案のサプライズで“退校届”付きのポップポーンの差し入れと、この日が節分であることにちなみ、帰りに節分の豆をプレゼントされることが発表され、木村をはじめとした男性キャスト陣が客席に降りてポップコーンを配ると、会場からは黄色い歓声が飛んだ。
なお、同イベントに出席予定だった猪狩蒼弥は体調不良により欠席した。
◆取材・文=風間直人

