平成最大の衝撃! リーグ優勝の立役者がまさかの放出
◆糸井嘉男・八木智哉(日本ハム)⇔ 木佐貫洋・大引啓次・赤田将吾(オリックス)/2013年
2012年に栗山英樹監督の下、パ・リーグ優勝を果たした日本ハム。糸井はチームの優勝に貢献しベストナイン、CS(クライマックスシリーズ)のMVPも獲得。4年連続打率3割をマークするなどチームの大黒柱だったが、契約更改で1000万円増の年俸2億円を保留。さらに翌年のポスティングでのメジャー移籍を申し入れ、認められない場合は国内球団へのトレードを訴えた。
この一件で、糸井を「近い将来出ていく選手」と見なした球団側は、翌年1月23日に突如オリックスとの大型トレードを発表した。この電撃トレードは、元チームメイトのダルビッシュ有も「糸井さん、トレードとか、ありえん」とツイートするほど、関係者やファンにも大きな衝撃を与えた。
当時31歳と働き盛りだった糸井はその後、首位打者1回、2016年には最高齢(35歳)での盗塁王、ベストナイン2度、ゴールデン・グラブ賞3度と活躍した。木佐貫も日本ハム1年目の’13年に9勝。大引は金子誠から遊撃レギュラーの座を奪取した。
1度トレードで移籍した選手は、移籍づくことが多い。木佐貫も赤田も3球団目であり、その後の糸井と大引はFAでそれぞれ3球団目の阪神、ヤクルトに移籍している。
最近は大物選手たちのトレードが激減しているが、トレードにまつわる「悲喜こもごも」の人間ドラマは、古き時代のプロ野球の魅力の一つだったと言えるだろう。
