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「地球の歩き方 昭和レトロ」の情報量がすごすぎる! 完全にガイドブックの域を超えたレトロ好き必携の一冊

「地球の歩き方 昭和レトロ」の情報量がすごすぎる! 完全にガイドブックの域を超えたレトロ好き必携の一冊

・「昭和文化」の貴重な資料本

しかし、個人的に一番すごいな……と思ったのが、この本が単なるレトロスポットの紹介本ではなく、昭和レトロ文化そのものを体系的にまとめた本だというところ。

一口に「昭和」といっても64年もあって、とにかく長い。まず一番最初には「昭和の基本情報」が入っていて、人口推移、当時の物価、初任給などの資料が入る。

「昭和レトロ」も人によって思い浮かべるのがノスタルジックな昭和30年代だったり、バブル期の昭和50年代後半だったりするわけで、その辺がごっちゃになってると当時を知る人やマニアから「ちょっと違う」とツッコミが入ってしまう。

それを見越してなのか「第1章 あの時代ダイジェスト」では、戦後の昭和20年代から昭和64年まで1年ずつ順を追って当時の大衆文化で何が起きて、何が流行したかをまとめている。

たとえば私が生まれた昭和58年なら、「東京ディズニーランド」開園、「おしん」放送開始、「ファミリーコンピュータ」発売開始、「ロッテ チョコパイ」発売……といった感じ。

そこに豆知識だったり、時代背景を説明するコラムが入っているので各年代ごとにどんな時代だったかよくわかるのだ。

同じく、「第4章 昭和カルチャー」も、映画、漫画、テレビドラマ、特撮、昭和歌謡などのヒット作が年代ごとに紹介されていた。また、「藤子不二雄ミュージアム」や「北の国から ロケ地巡礼」など、当時の文化にまつわる美術館などのスポット紹介も掲載されている。

さらに、後半には当時の首相や歴史的な事件などをまとめた「年表で見る昭和の歴史」なるページもあるし、「ナウい」「5時から男」など当時の流行語をまとめたページもあって、出かけずに本を読んでいるだけでも楽しい。

ちなみに、当時流行った「おもちゃ」やレトログッズを集めたお店紹介、当時人気だった自動車や鉄道、カメラなどを紹介するページもあって、どんな趣味の人でも楽しめると思う。

・昭和レトロが詰まった1冊

ただ「映えスポット」として昭和レトロな場所を巡るようなガイドブックではなく、昭和の文化を網羅したものすごい本だった。

作り手目線からすれば、そもそもの資料集めやテーマ決め、写真集めも時代考証を含めた校正も大変そうな本だな……と思った。溢れんばかり情報がフルカラーで詰まっていて、本当に読んでるだけでタイプスリップの旅を楽しめるような本なのだ。

旅のガイドブックとしてはもちろん、昭和のレトロな文化を知りたい人にとっては、必携の一冊。これで2420円は安いな……とすら思います! 多分、ロケットニュース愛読者なら楽しめると思うので、本気でおすすめです。

参考リンク:地球の歩き方 昭和レトロ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

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