10年ぶりのリーグ優勝どころか「ダントツで優勝して日本一を獲りにいく」と明言しているのが、今季5年目の指揮となった日本ハム・新庄剛志監督だ。
春季キャンプ第1クールを終了した2月4日に、8年目の野村佑希の「二塁転向」を命令。これまでの新庄流と同様に、SNSからのダイレクトメッセージだった。
「このチームの挑戦権は無料ですから」
野村はそう言って、ヤル気満々だ。
2023、2025年シーズンに開幕4番に指名された野村だが、
「日本ハムでレギュラーを獲るのは、12球団で一番難しい。そんなチームになりました」(球界OB)
とあって、今季の主力入りはかなりハードルが高い。
野村はこれまで一塁と三塁だけではなく、プロ入りして初の左翼守備にも就いた。今季の日本ハムの予想布陣は、外野は左翼・水谷瞬、右翼・万波中正。三塁には開幕4番を通達されている郡司裕也、一塁・清宮幸太郎が「当確」だ。
新庄監督は野村の二塁転向について、こう言っている。
「ちょっと外野がたくさんいて…」
手薄なポジションの筆頭が二塁だったということで、野村を指名したことになるが、実は2023年に二度、二塁を守らせたことがある。
パフォーマンス重視に見える新庄監督は、実は野球偏差値が高い選手が大好き。
「野村の二塁コンバートの実情は『最後通告』という新庄監督の思惑によるもの。野村はメンタルが弱めで、チームの中でも浮いている部分が多々あるようです。チャンスを与えてダメなら切る。これこそ新庄政権が5年も続いた根っこの部分かと思います」(球団関係者)
二塁は頭を使うポジションであり、
「僕もやったことがあるから」(新庄監督)
新庄監督は阪神での現役時代、二塁を守ったことがある。その後、本職の外野に戻ってレギュラーの座を獲得した。
「最後通告」に野村がどう応えるか、見ものである。
(小田龍司)

