日本バスケットボール協会は男子日本代表のトム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)との契約解除を発表。これが大きな波紋を広げている。
2月3日に緊急会見を行った協会は、後任に琉球ゴールデンキングスの桶谷大HCの代表監督就任を発表。島田慎二会長は今年1月、今後についての方針についてホーバス氏と話し合いをしたところ、見解の相違があったとして、契約解消の提案をしたという。
スポーツ紙デスクが解説する。
「見解の相違はよくある話ですが、双方とも折れなかったということ。女子日本代表を東京五輪で銀メダル、男子をW杯本大会へと導いた実績は認めるものの、あくまで協会主導の強化プランに乗ってくれる人材を探したい、という意図がありました」
その最たる例が、NBAでプレーするレイカーズ・八村塁の取り扱いだ。八村はホーバス氏の資質と手腕を痛烈に批判し、ホーバス氏も八村の代表合流がギリギリになる姿勢を問題視していた。協会は八村の代理人側と早期の合流を交渉していたが、それが及び腰だったことにもホーバス氏はイラついていたと言われている。
バスケットボール関係者が嘆息交じりに言う。
「結局のところ、協会は八村をとるかホーバスをとるかの二択で決断した、というのが真相です。八村が代表入りすれば試合は満員になり、スポンサーやテレビ中継も即決まるのは現実問題としてありますからね」
背景を考えれば、シンプルな構造だったのだ。

