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森田望智インタビュー 慈しみをもって人の生を感じる『ほどなく、お別れです』

森田望智インタビュー 慈しみをもって人の生を感じる『ほどなく、お別れです』

葬儀は”死”だけでなく”生”も見つめる場所

——本作を通じて、ご葬儀に対するイメージは変わりましたか?

ご葬儀って「故人様とお別れする会」だと思っていたんです。撮影現場で、遺族役の皆さんのお芝居を目の当たりにしていると、自分が想いを吐き出し、背負っていたものを下ろして安心した表情になるんですよ。

ご遺族の方々が大切な方とお別れをして、「これから自分は、どう人生を歩んでいくか」という、死と生を同時に感じました。ご葬儀は”死と向き合うだけではなくて、生きることに対しても真摯に向き合うことなんだ”と強く感じました。

私自身の過去の経験を振り返っても、祖父母が亡くなって確かに悲しかったけれど、思い出にあるのは、祖父母の笑顔だったので、”私はいい送り出し方ができたんだな”と気づけました。

役作りは最初に浮かんだ色で決める

——本作公開後も映画『レンタルファミリー』の公開、2027年にはNHK連続テレビ小説「巡るスワン」主演と出演作がたくさん控えています。大変ご活躍ですが、お芝居に対する姿勢や心境の変化はありましたか?

いや、それが全くなくて逆に不思議ですね (笑)。いつものとおり、自分にできる範囲でやれることをやれたらいいなと思っています。

——時には肉体改造に取り組むなど、様々なタイプの役柄を演じていらっしゃいます。役柄に対するアプローチはどう考えていらっしゃるんですか?

台本を読んだときの第一印象が一番大きいですね。キャラクターの核というより、パッと浮かんだイメージカラーや雰囲気など、ぼんやりしたものをベースに考えていくことが多いです。実写化作品だったら原作のイメージを大事にしているんですが、作品にもよっては、どんなに考えても結局、第一印象に戻ってきちゃうんです。第一印象間違えたかもと思って試行錯誤しても、結局、初見のイメージが一番しっくりくることが多いので、その直感を大切にしています。

——イメージカラーというのはオーラみたいなものですか?

いやいやオーラは見えません (笑)。全然スピリチュアル的な意味ではなく、どんな色が混ざっている感じの役かな? って考えます。例えば、Netflix映画の『シティーハンター』の場合だと、私が演じた (槇村) 香ちゃんって、濃い紫とか深緑みたいな感じはしないですよね。どちらかというと、黄色とか山吹色とかオレンジみたいな色のイメージの方が皆さんのイメージだと思うんです。そういうざっくりとした雰囲気ですかね。最初はそんなイメージを持って、いつも役作りが始まります。

今作の赤坂さんは、日常のシーンでは暖色系なイメージを意識しましたが、葬儀の場ではその会場の空気に染まることができるような、1色ではないイメージで演じました。環境によっても変わりますし、出会った人との関わりによっても変わってくるとは思うんですよね。

配信元: otocoto

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