
LIL LEAGUEが“LDH PERFECT YEAR 2026”の初陣として臨んだ全国ホールツアー「LIL LEAGUE LIVE TOUR 2026 “Wonder Island”」が、2月3日、東京ガーデンシアターでファイナルを迎え、全4都市4公演を完走した。デビュー3周年を迎える彼らが約1年をかけて構想し、メンバー自らステージ構成と演出に携わった本ツアー。ライブと演劇を融合させた物語性の高い内容で、LIL LEAGUEならではのエンタテインメントを鮮やかに提示した。
■ライブ×演劇で描く“Wonder Island”の世界観
ツアーファイナルとなった東京公演は、テーマ曲「Wonder Island」で幕を開けた。冒険家に扮した岩城星那、中村竜大、山田晃大、岡尾真虎、百田隼麻、難波碧空の6人が観客を島へと誘い、物語が進行していく構成。案内人のナレーションとともに提示されたのは、「結末はいつも自分の手の中にある」という本作の核となるメッセージだった。
ステージは2階、1階を自在に使い分け、扉や小道具を活用した演劇パートと楽曲がシームレスにつながっていく。島の成り立ちや色のない世界から理想の場所を作り上げていく過程が描かれ、観る者を物語の内側へと引き込んでいった。

■序盤から加速するライブパートと確かな表現力
ライブパートでは、「Youth Spark」「Hunter」「Monster -Lock Remix-」「Lollipop」など代表曲を立て続けに披露。百田のアクロバットや、メンバーそれぞれの個性が際立つパフォーマンスに、会場を埋め尽くしたLIL Friends(ファンの呼称)とのコール&レスポンスが重なり、熱気は一気に高まった。
中盤には、難波の演技を起点に「真夏ノ花火」「YADA」といったバラードが続き、切なさと温度を帯びた歌声が空間を包む。挑発的な「Beat Loud」では一転して緊張感を生み出し、物語と音楽が互いを引き立て合う構成が際立った。


■物語が結実する後半戦、観客と完成させた“島”
後半では、島の創設者デニス・フリルの存在が明かされ、物語はクライマックスへ。色の研究の末に生まれた新たな色「LIL (W)INK」をまとい、「Coloring Book」「ビビデバビデブー」で一体感を生み出すと、会場の空気は一層明るさを増した。
「Forever Young ~ソラノシタ~」では、メンバーが初めて作詞に参加した楽曲として、これまで支えてくれたLIL Friendsへの感謝と未来への想いをまっすぐに届ける。島の完成を告げるラストの「Wonder Island」では、“Wonder Islandの創設者はLIL FRIENDS”というメッセージが示され、物語は観客とともに完結した。

■新曲初披露とともに見せた次なるフェーズ
アンコールでは、ツアー制作の裏側や想いを語るMCが続き、和気あいあいとしたやりとりから6人の結束力が伝わってきた。終盤には、3月4日発売の2ndアルバム『NEOMATIC』のリード曲「LILMATIC」を初披露。ベートーヴェンの「エリーゼのために」をモチーフにした大胆な楽曲と、ブラックの衣装による大人びた表現で、会場から大きな歓声が上がった。
平均年齢18歳ながら、ライブ、演劇、物語性を高次元で融合させた今回のツアー。“LDH PERFECT YEAR 2026”の幕開けにふさわしい一夜となり、LIL LEAGUEが次のフェーズへ進んだことを強く印象づけた。


