アメリカのトランプ大統領のSNS投稿に、日本中が2月6日朝から大騒ぎだ。
2月8日の総選挙投票日までまだ数日あるのに、アメリカ大統領が極めて異例の「高市早苗総理への支持表明」をしたからで、
〈3月19日に高市総理をホワイトハウスにお迎えできることを楽しみにしております〉
日米首脳会談を3月19日に行うと告知したのだった。さらには高市総理を次のように称賛。
〈成し遂げている仕事の成果で、強力な評価に値する人物。アメリカ大統領として、高市総理とその連立政権を完全かつ全面的に支持する〉
これには「内政干渉にあたる」「ひどい」という声が、野党支持者の間に広がっている。
自民党関係者が表情を引き締めて言う。
「まぁトランプ大統領らしい、大胆なふるまい。自民党にすれば、ありがたいような…また上滑りしないか、逆に不安になる」
振り返れば1998年の橋本龍太郎政権での参院選は、事前のメディア予想では行政改革など6大改革を掲げた橋本政権が60議席前後を獲得し、大勝するとなっていた。ところがいざ蓋を開けてみると予測より16議席も減り、大敗。要因はその前後にあった金融不安と、橋本総理の「恒久減税発言」が二転三転したためだった。橋本内閣は退陣し、後継が小渕恵三内閣だった。
今回、高市内閣での総選挙も、事前予測では自民大勝という予測が躍る。選挙アナリストが冷静に分析する。
「ところが実感としては、そこまで与党が圧勝という空気がありません。さらに高市総理と旧統一教会関連団体との関係や、NHK討論番組ドタキャン騒動、物価高問題などの経済不安がある。だからここでトランプ大統領から熱烈支持をもらって大丈夫か、という気持ちになるんです。逆に有権者の反発を買わないかと…」
欧州のメディア関係者が言う。
「トランプ大統領はこのところ、グリーンランド領有問題などで欧州各国とギクシャクしている。その意味では、何があっても忠犬ぶりを見せる高市政権をなんとしても味方に付けておきたい、と思っての大胆な投稿でしょう」
一方で、こう話す自民党関係者もいる。
「高市政権は対中関係でギクシャクしている。そのためなんとかトランプ大統領から『心配するな』という檄が欲しかった。そんな矢先の励まし投稿は、高市総理にとって嬉しいものだと思う」
この異例の支持が高市政権にとって吉と出るか凶と出るか。2月8日夜には判明する。
(田村建光)

