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美輪さんだけじゃない! 宮崎駿がアフレコで「のけぞった」伝説の女優とは? 誰もが知る名セリフも

美輪さんだけじゃない! 宮崎駿がアフレコで「のけぞった」伝説の女優とは? 誰もが知る名セリフも


『もののけ姫』サンの育て親である犬神・モロの声を担当した美輪明宏さんは、圧巻の芝居で宮崎駿監督も息を呑んだ (C)1997 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, ND

【画像】「えっ、そうなの?」「スゴイ人なんだ」これが宮崎駿監督をアフレコで驚かせた「伝説の女優」です(4枚)

宮崎駿がのけぞった 名女優による伝説の「アフレコ」

 スタジオジブリ映画のアフレコ風景を動画で見たことがある人は多いのではないでしょうか。なかでも『もののけ姫』のアフレコ現場で、モロ役の美輪明宏さんの芝居に、監督の宮崎駿氏が目を丸くするシーンが、定期的にSNSなどで話題になります。

 美輪さんの演技も最高でありますが、『もののけ姫』公開より10年ほど前、同じく宮崎監督がそのアフレコ現場で度肝を抜かれた「伝説の女優」がいたことをご存知でしょうか。

 その女優さんの名前は「北林谷栄」さん。1930年代から2000年代まで、実に70年近くにわたり、数多くの作品に出演してきた名俳優でした。そんな北林さんがジブリ作品で声を当てたのは、『となりのトトロ』(監督:宮崎駿)の、「カンタのおばあちゃん」です。

 実は北林さんは、若くしてたくさんの老け役を演じてこられた、「日本一のおばあちゃん女優」としても知られていました。仮に、北林さんの名前を知らずとも、「カンタのおばあちゃん」の姿と声、そしてあの芝居を覚えている方は多いでしょう。

 まさに本領発揮。北林さんのアフレコもまた、宮崎監督をはじめ『となりのトトロ』スタッフを大いに驚かせたのでした。

 というのも、カンタのおばあちゃんはもう少し「低い声」の予定でした。ところがアフレコ当日、北林さんは宮崎氏に「このオバアちゃんですけど、絵に描かれているのとは、ちょっと違うイメージでやってみたいんですけど」と提案します。

 彼女が持ってきた演技プランというのが、「あえて高く綺麗な声で演じる」というものでした。試しに、その声で演じてもらったら、これが大ハマり。これには、思わず宮崎氏も後から振り返り、「のけぞった。さすがです。びっくりした」と、惜しみない賛辞を送りました。最終的に、北林さんの演技に合わせて、おばあちゃんの絵を修正したという話も残っています。それほど、凄まじい演技だったといえます。

「よおくこぎなあ。水がちべたくなるまでえ」
「ずっといい子にしていたんだよぉ。ねえ」
「カンタ!」

 試しに、『トトロ』から、おばあちゃんのセリフをいくつか抜いてみました。いかがでしょうか。前後の文脈がなくても、完全に「あの声」「あの抑揚」で再生されたのではないでしょうか。北林さんの演技は間違いなく『となりのトトロ』を支える背骨になってくれています。

※参考文献:『ジブリの教科書3 となりのトトロ』(文藝春秋)

配信元: マグミクス

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