中華料理チェーン「餃子の王将」が2月の限定メニューとして販売開始したのは、「火鍋湯麺(ひなべたんめん)」(935円)。ここ最近、「麻辣湯」など巷では一大ブームとなっている「シビ辛麺」を、王将がどう仕上げてきたのか、大いに気になることころである。
これは豆板醤、花椒、香味辣油の辛みと豆鼓の旨みが効いた辛旨スープに、北海道産の小麦を使用した麺を合わせた一品だという。大食いの記者は、麺だけでは量的に物足りないので、こちらに小ライスと餃子3個が付いた「フェアセットB」(1300円)を注文した。
相変わらずの人気ぶりで、昼時は満席状態の店内。やって来たのは豚肉にチンゲン菜やシイタケ、ニンジン、白菜などの野菜がたっぷり乗った一杯だった。
商品写真を見た感じでは濃厚そうに見えたスープは、かなり口当たりがスッキリとした飲みやすい醤油ベースのもので、豆鼓の甘みとコクがありつつ、麻辣のピリッとした刺激的な辛さが効いている。スープをひと口飲んだだけで額に汗が滲むほど辛いが、花椒は舌が痺れるというレベルではなく、ほどよいスパイシーな味わいだ。

ツルツルの中太麺はモチッとしており、スープとの絡みは抜群なので、すするごとに火鍋を食べているかのごとく、体の芯からポカポカと温まっていくよう。大きめのざく切りにされた野菜はシャキシャキと食感が良く、旨味がしっかりとスープに溶け込んでいて、味わい深さを加えている。
なお、「火鍋湯麺」に卓上のお酢をたっぷり入れると酸味が加わり、辛さはかなりまろやかになって「酸辣湯麺」に早変わり。途中で味変したい方はぜひどうぞ。
また、セットで付いてくる餃子をスープに浸して食べると辛さと旨味がプラスされて、いつもとはひと味違う王将の餃子を味わうことができる。

そんなこんなで色々な食べ方を楽しんでいたら、あっという間に完食してしまった。3品でちょうどいいボリューム感で、満足度は高かった。立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い季節。体が冷え切った時にぜひ。
(小林洋三)

