
吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)
【画像】え…っ? 「ご本人は細めの塩顔イケメン」「吉沢亮とは違うタイプ」 コチラが『ばけばけ』錦織のモデル・超秀才の人物です
錦織の家族はけっこういる?
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツがモデルの物語です。
本作は第20週から、「熊本編」が始まることが発表されています。第18週90話の最後には、夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」に「マツエ、ハナレル、シマショウ」と提案をしました。
そして第19週「ワカレル、シマス。」の予告では、ヘブンの友人の教師「錦織友一(演:吉沢亮)」が、涙を浮かべる横顔の表情だけが流れています。次週は、ヘブンたちと別れることになる錦織を掘り下げていくようです。
錦織は昼夜関係なくしょっちゅう松野家に顔を出しており、プライベートは謎に包まれています。ただ、初登場となった第4週の時点(1886年)ですでに妻がいることが語られていたほか、松江中学に通う弟の「丈(演:杉田雷麟)」とも同居しているようです。
松江を離れる前の第19週で、錦織の家族について詳しく描かれることを期待する声もありましたが、『ばけばけ』チーフプロデューサーの橋爪國臣さんは、インタビューで錦織の妻は最後まで出すつもりはないと語っています。ヘブンとの友情や、錦織本人が何を成し遂げるのかという点に集中して作っているようです。
家族構成まで同じ設定かは分かりませんが、錦織のモデルである西田千太郎(松江中学の教頭心得)には、元松江藩士の父・半兵衛、母・マツ、ナカとトクという妹、弟の精がいました。丈のモデルである精(15歳年下)は、東京帝国大学工科大学土木工学科を卒業して、工学博士として日本各地の上下水道の設計に貢献しています。
1862年に生まれ、松江随一の秀才として育った西田は、1884年に同じく元藩士の娘・安食クラと結婚し、上京して「文部省師範学校中学校高等女学校教員検定試験(文検)」を受ける前の1885年に長女のキンが生まれました。錦織も東京で試験を受けていた第4週時点で、すでに子供がいたのかもしれません。
その後、西田は哲二(1888年)、敬三(1891年)、兵士郎(1894年)と三男にも恵まれ、仕事でも島根県尋常中学校校長心得、日本弘道会松江支会長も務めますが、1897年3月に結核で34歳でこの世を去りました。両親と妻、4人の子供を残しての西田の死は、家族や松江の人びとはもちろん、当時は東京に住んでいたハーンにも大きなショックを与えたそうです。
西田と同じ家族構成なら、錦織は1891年時点で両親と弟(西田の妹たちは別の家に嫁いだ)、妻と3人の子供の大家族で暮らしている可能性があります。それにしては、ヘブンたちと一緒に過ごしている時間が長い気がしますが、家族との関係はどうなっているのでしょうか。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『西田千太郎日記』(島根郷土資料刊行会)
