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菅野智之、最終登板でも強力打線に打ち込まれ黒星…浮き彫りとなった“大きな課題”を現地メディアが厳しく指摘「彼以上にホームランを打たれた投手はいない」

菅野智之、最終登板でも強力打線に打ち込まれ黒星…浮き彫りとなった“大きな課題”を現地メディアが厳しく指摘「彼以上にホームランを打たれた投手はいない」

メジャー1年目のシーズンは苦い結果とともに幕を閉じた。

 ボルティモア・オリオールズの菅野智之は現地時間9月27日、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に先発し、試合序盤に3本の本塁打を浴びる苦しい立ち上がりとなった。4回1/3で4失点を喫し、ゲームを作ることが出来なかった。チームも1対6で敗れ、菅野は負け投手に。10勝10敗の成績で今季を終えている。

 菅野は、この最終戦を含めた直近6登板で5度も敗戦投手になっているように、シーズン終盤戦は、打ち込まれるマウンドが続いた。ラスト2回の登板は、シーズン前半戦で勝ち星も上げていたヤンキースが相手だったが、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンにそれぞれ2戦連続で本塁打を浴びるなど、強力打線の前に成す術なく失点を重ねている。

 8月中旬までに10勝をマークしながらも、以降は白星から遠のいてしまった菅野。1年契約のため今オフにはFAとなるが、来季のメジャーでのプレーを実現させるためには、浮き彫りとなった「大きな課題」をクリアしなければならないようだ。
  地元の放送局『MASN』は、ヤンキース戦の投球内容から、被本塁打数の多さに言及している。「33本。ア・リーグで彼以上にホームランを許している投手はいない」と指摘。来季のメジャー球団との契約の可能性については、「フライボールを減らせれば、今後どこで投げるにせよ、彼のキャリアはもう少し延びるかもしれない」と論じている。

 さらに同メディアは、今季最終登板を終えた後での、トニー・マンソリーノ監督代行のコメントも掲載。日本人右腕に向けて、指揮官は次のように語っている。

「良い投球も見られた。強力なヤンキース打線を抑えるのは簡単じゃない。とくにスタントンとジャッジが、ポストシーズンへ向けて調子を上げている時期だからね。ただし、序盤にあれだけホームランを浴びてしまうと、その後試合をコントロールするのが困難になる。このリーグでプレーを続けたいなら、被本塁打を減らす必要があるだろう」

 菅野は日本球界で磨き上げた制球や投球術で、MLBの舞台に挑んだ。ベテランとしての特徴を発揮し、ファンを沸かせたゲームもあったが、最後は厳しい現実を突きつけられた。今後の去就については、秋から冬にかけてのストーブリーグで明らかになる。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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