ミラノ・コルティナ冬季五輪の開幕を目前に控え、スノーボード女子ハーフパイプで3連覇を狙う米国代表のクロエ・キムが、現地2月5日に自身のSNSを更新した。投稿には幼少期の写真が添えられ、「3度目のオリンピックで母国を代表するためにミラノに到着したなんて、自分でも信じられない。もし幼い頃の私に話しても、きっと信じない」と率直な心境を綴った。
2018年平昌、22年北京の両大会で金メダルを獲得したキムにとって、今大会は五輪3連覇という偉業への挑戦となる。「今回の大会は、多くの理由から特に深い意味を感じている」と語る言葉には、王者としての重圧を超えた強い決意がにじむ。
彼女が抱く決意の根底には、家族の歩んできた歴史がある。両親は家族のより良い未来を求め、韓国を離れて渡米。「私や姉妹たちがいつかアメリカン・ドリームを掴めるようにと、住み慣れた場所の全てを後にした。両親の犠牲を、私は決して当たり前だとは思わない」と、自身のアイデンティティと家族への深い感謝を示した。
こうした家族の背景を踏まえ、米国内で移民政策を巡る社会的緊張が高まる中、キムは「ハーフパイプの頂点に立つとき、私は夢や希望を胸にこの国に来たすべての人々を代表している」と語り、自身のルーツと多様性の重要さを強調した。
最後に彼女は「自分のルーツを誇りに思う。多様性を認め、誰もが尊厳と希望を持てる場所。そんな国を代表して戦えることを心から誇りに思う」と綴り、「GO TEAM USA!!」と締めくくった。歩んできた道のりと誇りを胸に、キムは再び世界の頂点を目指す。
キムにとって3連覇がかかるスノーボード女子ハーフパイプの予選は、日本時間11日午後6時30分から行なわれる予定。
構成●THE DIGEST編集部
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