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DEFENDER 130でいく安比高原 TOUGH LUXURYな旅

ブラックパスで滑る、安比の核心

東北地方でも指折りのリゾートである安比高原スキー場は、内陸部に位置しながら1328mという標高(前森山)もあいまって、手で握っても固まらないサラサラな雪が降り積もる。前森山と西森山の2つの独立峰に放射状に広がるスキー場は、最長5.5kmにも及ぶ、本州でも屈指のロングクルージングが自慢だ。さらにコースの多くは北斜面を向き、コンディションをキープしやすい環境にある。

前森山の斜面を縫って走るコース。ファーストトラックなら山頂から山麓までノンストップ


1月の寒気の影響を受け、訪れた週は毎日雪が降り積もり、ゲレンデのコンディションは最上だ。この状況をフルに活用するため「ブラックパス」を利用する。1日30枚限定のこのパスは、ファーストトラック滑走や優先リフト乗車、西森キャット乗車など、さまざまな特典がある。

7:45。営業をはじめた始発のゴンドラに乗り込み前森山の山頂へ。圧雪の段差がない丁寧に整備されたバーンの上には、軽い雪が数センチばかり乗っている。弱い風が圧雪したスロープの上に乗った雪をさらっていく。滑る前から気分は高まるばかりだ。
まだ誰も滑っていないコース上に立ち、最初の一本をフォールラインへ落としていく。

ゴンドラを過ぎたあたりからある斜度変化で加速感を感じられる

板が走り、ターン弧が刻まれるたびに、粉雪がふわふわと宙へ舞い上がる。前方を塞ぐものはなにもなく、ただ雪面から体に伝わる感覚と頬を叩く冷えた風やスキーから鳴り響く音を感じながらターンに没頭する。静かで贅沢な時間だ。

ファーストトラックを滑った後は西森キャットへ。ここはリフトアクセスではなく圧雪車で向かうエリア。ブラックパス利用者のみが滑れるエリアだから、焦ることなくノートラックが満喫できる。

「ブラックパス」専用と言えるキャットエリア。限られた人数でノートラックのエリアをシェアする

イヌワシ・ヤマガラの2コースと管理されたツリーエリアが滑走エリア。とくにツリーエリアの「アタック」は、安比のなかでも最上の雪質であり、ツリーの間隔、地形変化、雪の付き方などを判断しながら描くラインは、自然のままのフィールドを滑っているのとほぼ変わらない。エリアには大きなダケカンバやアオモリトドマツがあり、前森山のコースとはまったく異なった雰囲気を存分に楽しめる。

自らの足で登り滑る1本も良いが、今回の旅のようなコンディションの優れた状況では何度も繰り返し滑りたくなる。滑るたびに条件が変わっていく斜面を、その都度状況を判断をしながらラインを描く面白さも捨てがたい。安比高原はやはり唯一無二の存在だ。

ANAインターコンチネンタルで過ごすくつろぎの空間

すっかり日が落ちたエントランスの雰囲気にマッチするDEFENDER 130

マイナス10度近くあり、風が吹きすさぶスキー場から向かったのは、スキーイン・スキーアウトができるANAインターコンチネンタル安比高原リゾート。 凍えた身体を暖め、回復させてくれる環境がここにはある。調度品が整った静かな客室、大きな窓からはスキー場が見渡せ、滑ったコースが確認できる。雪景色を眺めながら部屋に備えついている檜風呂で強張った体を緩める。

天井が高く広々としたラウンジでくつろぎながら滑ってきた山々を見上げて滑りを反芻する。頬を刺す痛いほどの冷気、新雪にスキーを滑り込ませた瞬間、滑り切って息が上がる高揚感、雪とガスで目にする視界が全て白くなる森など、時間を気にせず、思う存分に余韻に浸れる空間と空気感が、このラグジュアリーなリゾートホテルにはある。

配信元: STEEP

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