イタリアの日刊紙『Corriere della Sera』は現地2月4日、現在開催中のミラノ・コルティナ五輪の会場間の移動に関する問題を指摘。物流に大きな影響を及ぼす可能性を示唆した。
米紙『New York Times』のローマ特派員ジェイソン・ホロウィッツ記者の記事を引用しながら現状を説明した同紙は、史上初の2都市開催となる今回の大会について「都市とその周辺地域に会場を集中させる」といった従来の方法を採用していないと説く。
そのため、可能な限り既存の会場を使用。建設費用を抑えられるというメリットがある一方で、8500平方マイル(約2万平方キロメートル)に8つの拠点が存在する異例な状態になっている。
事実、コルティナにあるカーリングなどの競技会場から、スイスの国境にあるリヴィーニョで行なわれるスノーボードの競技会場までの公式交通アプリでの「最適ルート」が「18時間6分」という、とんでもない時間を要する。ゆえに、日帰りで複数エリアを回るのはほぼ不可能に近いデメリットがある。
このような実状をホロウィッツ記者は「物流の悪夢だ」と表現。そして、「一部の住民は、毎日の通勤のために特別な通行証を取得しなければならなかった」「大会について苦々しい思いを語った」とも報じている。
日本でも話題となったのが、バスに“乗車拒否”された11歳の少年だ。AFP通信によると、少年はコルティナダンペッツォにある学校から自宅へ帰るためにバスに乗ろうとしたところ、バス運賃が大会期間中の特別料金で10ユーロ(約1855円)に引き上げられており、通常運賃の乗車券しかもっていなかった少年は乗車できず。寒空の下、6キロの家路を歩いたという。
また、『Corriere della Sera』によると、運営関係者は「雪と氷の混ざった路面状況が物流にも影響を与える可能性を懸念している」と記述。円滑な運営が実現できないかもしれないと示唆した。
構成●THE DIGEST編集部
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