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『ばけばけ』ではどうなる? モデル・小泉八雲が熊本まで連れていったのに「金銭トラブル」でお払い箱にした人物とは

『ばけばけ』ではどうなる? モデル・小泉八雲が熊本まで連れていったのに「金銭トラブル」でお払い箱にした人物とは


『連続テレビ小説 ばけばけ Part1 NHKドラマ・ガイド』(NHK出版)

【画像】え…っ! 「いいキャラなのに」 コチラがモデルは「おろかな金銭トラブル」を起こしてしまった『ばけばけ』登場人物です

本人が熊本行きを懇願したのに

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)さんと、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツさんがモデルの物語です。ハーンさんは1890年8月に島根県松江にやってきた後、1891年11月に熊本に移住しています。

『ばけばけ』は第20週から「熊本編」が始まる予定で、第18週90話の最後では、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」が「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」から、「マツエ、ハナレル、シマショウ」と提案されました。

 続く第19週では、ヘブンの友人「錦織友一(演:吉沢亮)」との別れが注目されていますが、それ以外の多くの登場人物ともお別れになってしまうはずです。悲しい場面が多数描かれることが予想されます。

 ちなみに史実では、ハーンさんはセツさんと彼女の養家・稲垣家の家族と一緒に熊本に引っ越しました。「上野タツ(演:朝加真由美)」と結婚した「勘右衛門(演:小日向文世)」は松江に残るかもしれませんが、トキの養父母である「司之介(演:岡部たかし)」と「フミ(演:池脇千鶴)」は熊本編でも引き続き出てくると思われます。

 また、ハーンさんは松江で雇っていたおヨネという女中と人力車の車夫も、熊本まで連れていったそうです。熊本編では「クマ(演:夏目透羽)」という女中が新たに登場しますが、車夫のキャストの発表はなかっため、現在のヘブンの専属車夫「永見剣造(演:大西信満)」が熊本までついていくのかもしれません。

 ハーンさんは1891年11月20日付けの友人・西田千太郎さん(錦織のモデル)宛の手紙で、車夫が松江から広島まで自分とセツさんを連れていってくれたこと、広島で車夫が熊本までついていきたいと懇願してきたことを語っていました。熊本は松江に比べてかなり大きい都市だったため、移動用の車夫がいることはハーンさんにとってかなり助けになったそうです。

 この車夫は真面目に働き、ハーンさんたちと一緒に暮らしていましたが、あるとき事件を起こしてしまいます。1891年12月28日付けのハーンさんから西田さん宛の手紙には、まさかの出来事が書かれていました。

 車夫はハーンさんたちについてくる前に松江で妻を捨てており、ハーンさんはそのことを知って車夫に一度松江に帰ってあげるべきだと、彼にちゃんとした服を買ってあげ、往復の旅費や宿泊として14円50銭を与えたそうです。しかし、車夫はハーンさんの目をごまかして、そのお金を無駄遣いしてしまったといいます。

 ハーンさんは手紙で「そのずるさにおろかさが重なって、もう一日たりともわが家に置くことはできなかったのです」と、すぐに車夫を「お払い箱」にしたことを語っていました。

『ばけばけ』の「不器用な男」永見は、ハーンさんに専属車夫がいたことを踏まえて生まれたオリジナルキャラだそうですが、同じようなやらかしをしてしまうのでしょうか。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

参考書籍:『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(八雲会)、『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)

配信元: マグミクス

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