
菅田将暉さん(2021年6月、時事通信フォト)
【画像】え、「全員主演クラスに」 こちらがメンバーがヤバすぎる菅田将暉さん主演の9年前の実写版です
主演「正直、完全燃焼した」
「マンガの実写化作品は、ヒットすれば続編が作られるもの」と、何となくイメージしている人は多いでしょう。しかし、これまでを振り返ってみると、興行成績や評価の面で成功を収めながらも、続編が制作されなかった作品も一定数ありました。
『帝一の國』
古屋兎丸先生のマンガ『帝一の國』は、日本一の名門校を舞台に、主人公の「赤場帝一」が命がけの「生徒会選挙」に挑む学園コメディーです。2017年に公開された実写映画では、主演の菅田将暉さんをはじめ、野村周平さん、竹内涼真さん、間宮祥太朗さん、志尊淳さん、千葉雄大さんらが個性的な生徒役を演じ、その再現度の高さや振り切れた演技が話題となりました。
映画.comなどのレビューサイトでも軒並み高評価を記録していますが、続編に関しては特に何の動きもないまま、まもなく公開から9年を迎えようとしています。もっとも映画本編は、「2年生編」を省いた構成ながら、帝一の生徒会長選挙までを描いており、物語としてはひとつの区切りがついた形でした。
2年生編を詳しく描くこともできたはずですが、キャスト陣もいまや全員が第一線で活躍する俳優となっており、同じメンバーを再集結させるハードルは想像以上に高いのかもしれません。
『デトロイト・メタル・シティ』
松山ケンイチさん主演の映画『デトロイト・メタル・シティ』(原作:若杉公徳)も、好評を博しながら続編が制作されなかった作品です。本作は、ポップミュージシャンを夢見る青年「根岸崇一」が主人公のコメディー作品で、彼がひょんなことからデスメタルバンドのメンバー「ヨハネ・クラウザーII世」として活躍していく姿が描かれています。
マンガの実写化において最大の課題となるのが、2次元のキャラクターを3次元でどこまで再現できるかという点でしょう。本作は、そのハードルを高い完成度で乗り越えた実写化として評価されてきました。
「内気な崇一」と「過激なクラウザー」を鮮やかに演じ分けた松山ケンイチさんをはじめ、所属事務所のクレイジーな女社長を演じた松雪泰子さんや、DMC信者たちに至るまで、原作のイメージを損なわないキャスティングが作品全体を支えています。
これだけの評価を得ていればシリーズ化されても不思議ではありませんが、今日に至るまで続編は制作されていません。松山さんは当時の舞台挨拶で「正直、完全燃焼した」と語っており、本作は1本の映画としてきれいに完結したといえそうです。
『ぐらんぶる』
若者たちの破天荒な青春を描いた『ぐらんぶる』(原作:井上堅二、マンガ:吉岡公威)は、2020年に竜星涼さんと犬飼貴丈さんのダブル主演で実写映画化されました。かつて「ニチアサ」で主演を務めたふたりを起用したキャスティングと、その振り切った演技が話題を集めています。
本作の魅力としてまず挙げられるのが、主演ふたりによるまさに「体当たり」の演技でしょう。「全力脱衣系☆青春グラフィティ」と銘打たれている通り、全裸シーンが非常に多く、その思い切りの良さから「出演者の親が4回泣いた」というキャッチコピーがついたことも有名です。
ネット上でも「実写版『ぐらんぶる』観ると元気が出る」「アクションシーンが無駄にかっこいい(笑)」「めちゃくちゃ笑った」などと好意的な声が多く出ていますが、こちらも続編に関する情報はありません。なおTVアニメシリーズは、約6年のときを経て第2期が放送されました。公開からちょうど6年を迎える実写版にも、何らかの動きがあることを期待したいところです。
