最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
【特集:スーパー戦隊ファイナルウェーブ第1回】スーパー戦隊シリーズ休止…… だからこそ今、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の魅力を語らせてくれィィィィィ!! <連載:ジゴワットレポート PARTねとらぼ>

【特集:スーパー戦隊ファイナルウェーブ第1回】スーパー戦隊シリーズ休止…… だからこそ今、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の魅力を語らせてくれィィィィィ!! <連載:ジゴワットレポート PARTねとらぼ>

第26話「シュシュッとTHE SPECIAL」(監督:加藤弘之、脚本:荒川稔久)

 ゴーカイジャーの数々のレジェンド回。つまり、過去の戦隊俳優が登場し力を継承してくれるイベントを指しますが、この『忍風戦隊ハリケンジャー』は例外的な特別版。本来なら変身する力をレンジャーキーとして失っている先輩たちが、まさかの本格参戦。恒例のVSシリーズよろしく、ゴーカイジャーと並んで変身し大立ち回りを演じます。

 この回、シナリオの面白さもさることながら、スーパー戦隊シリーズの文脈として重要な契機にあたります。このレジェンド回に出演したハリケンジャーのオリジナルキャストの面々は、その再熱を受けて自ら『ハリケンジャー』の続編を企画し、東映へ持ち込み実現させるという快挙を成し遂げるのです。2013年の『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』を皮切りに、10周年企画はいつしか恒例化。『デカレンジャー』『ゴーオンジャー』などの続編を生み出し、2021年には『テン・ゴーカイジャー』に「一巡」。東映特撮史における新たなラインを生み出した、その起点こそが他でもない第26話なのです。

 なにがなんでも語らせてほしいのは、後半のアクションシーン。サタラクラJr.に、ハリケンレッドとゴーカイレッドの怒涛の攻撃が炸裂する。「いまだっ!」の掛け声と共に番組主題歌が高らかに鳴り響き、空の忍者ハリケンレッドが大胆なワイヤーアクションで空中を滑り軽やかに斬撃! そして、我を通し猛進するゴーカイレッドが障害物をものともせず並走しこちらも斬撃!

 この一連のシーン、あまりにアドレナリンが滾る……。『ゴーカイジャー』作中でも指折り、間違いなしです。

第31話「衝撃!!秘密作戦」(監督:竹本昇、脚本:下山健人)

 なにを隠そう(隠していない)、『超力戦隊オーレンジャー』世代である。同作の第1話、単身大活躍を見せるオーレッドの雄姿に心奪われ、早幾年。そんなオーレンジャーのレジェンド回に相当する第31話、いやね、泣きましたよ。放送当時に。

 『ゴーカイジャー』のレジェンド回、その戦隊にチェンジする際に該当作の主題歌(インストゥルメンタル)が流れるのが通例でしたが、なんとこの回、耳に届いたのはまさかの『虹色クリスタルスカイ』! 主題歌『オーレ!オーレンジャー』ではなく、挿入歌であるこっち!?

 イントロの「じゃん、じゃん、じゃん、どぅ!」が流れたその瞬間、駆け巡る脳内物質っ…! β-エンドルフィン!チロシン!エンケファリン!バリン!リジン!ロイシン!イソロイシン……!

 というのも、この『虹色クリスタルスカイ』。主題歌の候補として制作されるも採択に至らなかったという逸話が残る、ファンには思い入れの深い一曲なのです。2025年に開催されたキャスト勢ぞろいのイベント「放送開始30周年記念!オレたち、永遠のオーレンジャー!」でも、ファンと共に会場で熱唱されたほど。ぐんぐんと前に進行するビート、清くも壮絶さや殺伐さをはらんだメロディライン、渇いたトランペットの音色が胸を締めつける……。聴くだけで心が一気に1995年に帰れる、魂のナンバー。

 これを今度こそ採択してくれた、スタッフの皆さんに心からの感謝を。『オーレンジャー』世代の多くが、テレビの前で思わず立ち上がり、歓声を上げたことでしょう。他にも、本家本元と所作が全く異なるガラの悪いオーレッド(ゴーカイレッド)が大好きで、スーツアクター・福沢博文の名演技も見所です。「どけ!」のくだり、何度観たことか。

 以上、『海賊戦隊ゴーカイジャー』から、私が選ぶ3つのエピソードでした。はい、はい、聞こえていますよ。「なんであの回が入っていないんだ!」というご意見の数々が。分かります。この3つを選出するために、私が何日を要したことか。それほどまでに、『ゴーカイジャー』は見所をぎっちぎちに詰め込んだ作品だった、ということです。ぜひ貴方の「この回!」を、下のコメント欄やSNSで語ってください。

 スーパー戦隊、50年。その35に位置する『ゴーカイジャー』は、過去の文脈を整理・再定義し、そして未来へ接続した、とても意義深い一作でした。多くのファンがばらばらに持つ戦隊のイメージ、それらを巧妙に織り交ぜ、整合してみせる。作り手のフェティッシュすら感じるその完成度は多くの視聴者の心を魅了し、2025年に実施された「発表!全スーパー戦隊大投票」(NHK BS)でも見事1位を獲得。最も人気のある戦隊、とも言えるのです。

 放送当時のあの熱気、あの情熱。一生忘れません。

 それでは、第2回の【スーパー戦隊ファイナルウェーブ】にて、またお会いしましょう。アデュ~!

配信元: ねとらぼ

提供元

プロフィール画像

ねとらぼ

「ねとらぼ」は、ネット上の旬な情報を国内外からジャンルを問わず幅広く紹介するメディアです。インターネットでの情報収集・発信を積極的に行うユーザー向けに、ネットユーザーの間で盛り上がっている話題や出来事、新製品・サービスのほか、これから興味関心を集めそうなテーマや人物の情報などを取り上げ、ネットユーザーの視点でさまざまなジャンルのトレンドを追います。

あなたにおすすめ