最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
『ガンダム 閃光のハサウェイ』2部 ファン驚愕の新型MSは「賑やかし」ではない? 物語上の必然性とは

『ガンダム 閃光のハサウェイ』2部 ファン驚愕の新型MSは「賑やかし」ではない? 物語上の必然性とは


「アリュゼウス」と思われる機体と対峙する「Ξ(クスィー)ガンダム」が描かれる、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』メカビジュアル (C)創通・サンライズ

【画像】「えっ、νガンダムじゃないのか」「転売屋こないで」 これが『ハサウェイ2部』衝撃の「新型MS」です(6枚)

ファンが熱望していた「新型MS」の登場

 2026年1月30日の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』公開から3日経った2月2日、同作に登場する新規MS(モビルスーツ)の情報が公式サイトなどで発表されました。

※本記事は公式に発表された情報の範囲内で執筆していますが、作品に関する情報を一切知りたくない方はご注意ください。

 映画の公開まで、新規MSの登場は一切発表されておらず、公開直後に映画館で目の当たりにして驚いたファンも多かったことでしょう。発表された新規MS「TX-ff104 アリュゼウス」は、地球連邦軍の「RX-104FF ペーネロペー」が制式採用されるまでの期間中、フライト・フォームでの高速飛行の練習機として急造されたMSです。パイロットはペーネロペー同様、「レーン・エイム」でした。

 その最大の特徴は何といっても、本体となるのが「RX-94 量産型νガンダム」という点でしょう。「M-MSV」で初登場したMSですが、「スーパーロボット大戦」シリーズなどのゲームに登場していることから、ファンにはよく知られたMSです。

 この量産型νガンダムに、ペーネロペーの試作機のパーツを外部ユニットとして組み合わせたMSが「アリュゼウス」でした。アリュゼウスの語源はギリシア神話の人物で、ペーネロペーとは兄弟にあたります。

 ペーネロペーと同型のファンネル・ミサイル計34基を収納、20基のシェルフ・ノズルを並列運用することで、ペーネロペーに匹敵する高速飛行を可能としました。これらからわかる通り、ペーネロペーと同等の戦力を持ったMSといえるでしょう。

 このアリュゼウスは、原作である小説版には登場しません。今回の劇場版オリジナルMSです。それでは、どうして劇場版第2作でこのアリュゼウスが登場することになったのでしょうか。


20箇所ものシェルフ・ノズルにより、「アリュゼウス」はすさまじい機動力を見せつける  (C)創通・サンライズ

単なる「賑やかし」ではない? 物語に与えた大きな影響も

 物語の核心に触れる部分に触れないよう説明すると、対峙する「ハサウェイ・ノア」がアリュゼウスを「RX-93 νガンダム」と見間違う……という点が挙げられます。これにより、劇中でハサウェイの内面をより深く描くことに成功しています。

 注目したいのは量産型νガンダムのフェイスです。「MSZ-007 量産型Ζガンダム」「MSZ-013 量産型ΖΖガンダム」などは、ジムと同じように頭部はバイザー形式になっていますが、量産型νガンダムはオリジナルと同様にツインアイで、見た目の印象はほぼ同じです。

 つまり「νガンダムとデザイン的に似通っている」という点が、今回のドラマでは重要だったというわけです。さらに、「サイコフレーム」が搭載されている点も大きいでしょう。今回の戦闘中にハサウェイが経験した現象は、サイコフレームの影響かもしれないと考えられます。

 もっとも、量産型νガンダムにサイコフレームが搭載されているという設定は、書籍によって諸説ありました。必ず搭載されているとは言い切れません。しかし、仮にサイコフレームを搭載していたとすれば、ハサウェイが経験した現象の理由に合点がいくでしょう。

 こうして考えると「アリュゼウス」の登場は、単に新型MSの登場というだけでなく、ドラマを盛り上げるための「必然性」があったといえます。単なる数増しの「やられ役」ではないといえるでしょう。

 ちなみに量産型νガンダムは、今回で劇場版第2作で初めてアニメに登場しました。過去に『機動戦士ガンダムUC』で登場が検討されたものの、その役割を「ARX-014 シルヴァ・バレト」に譲った経緯があります。

 それゆえに、今回の登場はファンには待望のアニメ化といえるでしょう。さらに、ガンプラとして(「アリュゼウス」名義ではありますが)初の商品化ということになります。これまでイマイチ不遇だった量産型νガンダムが、これを機に脚光を浴びる機会を得たといえるでしょう。

配信元: マグミクス

あなたにおすすめ