私はまだ高嶺を見あげていたい

(写真:iStock)
そんなフツーの女にはなれないから。
なりたくないけど――まだまだ背伸びをしたい。地に足がついていないと言われようが、自分はキラキラの中で生きていたい。花になれなくとも、もっと高嶺を見あげていたい。
奈江は、上り電車に逃げるように乗り込む。
グリーン車にかけこみ、本当に会えるかどうかわからない、恋人かどうかわからない人の元へ向かう。
約束まで、まだまだ早い時間だったけども。
Fin
(ミドリマチ/作家・ライター)


(写真:iStock)
そんなフツーの女にはなれないから。
なりたくないけど――まだまだ背伸びをしたい。地に足がついていないと言われようが、自分はキラキラの中で生きていたい。花になれなくとも、もっと高嶺を見あげていたい。
奈江は、上り電車に逃げるように乗り込む。
グリーン車にかけこみ、本当に会えるかどうかわからない、恋人かどうかわからない人の元へ向かう。
約束まで、まだまだ早い時間だったけども。
Fin
(ミドリマチ/作家・ライター)