ダニール・クビアトが、2026年シーズンのスーパーGT・GT300に参戦予定であることを明かした。
クビアトは、2014年〜2020年までの7年間で計6シーズンF1に参戦。いずれもレッドブル系列のチームで走り、2015年と2016年の序盤にはレッドブル・レーシングのマシンをドライブした。3度の表彰台獲得経験があり、最高位は2位となっている。
F1を離れた後は、WEC(世界耐久選手権)やIMSAなど耐久レースに参戦していたクビアト。その間にもスーパーフォーミュラ参戦に向けて交渉していることが明らかになるなど、日本でレースをする可能性が取り沙汰されることもあったが、2026年からはスーパーGTに参戦するという。参戦チームはJLOC……つまりランボルギーニをドライブすることになる。
クビアトは2024年にWEC、2025年にIMSAに参戦した時にランボルギーニのLMDh車両SC63を走らせており、同ブランドとは既に関係値がある。ただランボルギーニは昨年限りでLMDhプログラムの休止を発表していた。
「知っての通り、ランボルギーニのLMDhプログラムはうまくいかなかったが、それでも僕たちは今シーズンも協力関係を続け、一緒に仕事をしたいと考えていた」
クビアトはそう語る。
「いくつかの選択肢について話し合っていたけど、個人的には日本でレースをしたいという気持ちがかなり強かった。JLOCで乗るチャンスがあると知った時に、僕は日本でレースをする良い機会だと思った」
「スーパーGTは非常に評価の高い選手権だし、日本のサーキットやレース文化を学ぶ絶好の機会だ。とてもワクワクしているし、チームについても多くのポジティブな話を聞いている。彼らと一緒にこの新しい挑戦を始めるのが待ちきれない」
チームから参戦体制に関する発表はまだなく、彼らがウラカンGT3を継続投入するのか新型のテメラリオGT3を投入するのか、そしてクビアトはどのマシンに乗ることになるかは明らかになっていない。ただいずれにせよ、彼にとっては初めてのGT3マシンでのレースということになる。
とはいえ、クビアト本人は心配していないようだ。
「早く学ぶ必要があるね。それに、ヨーロッパと日本ではタイヤがかなり違うので、その点も理解しなければならない。でもそれは僕にとって特別なことではない」
「たとえばNASCARでも同じようなことを経験したけど、問題なかった。いくつかのサーキットでは素早く習熟する必要があるだろうし、テストができないまま乗ることになるサーキットもあるだろう。でも僕の経験上、サーキットとすぐに噛み合うこともできるから、それほど心配はしていない」
現時点ではJLOCとはメールのやり取りだけであり、今後現地で合流することになるとのこと。ただ、F1時代にはホンダのパワーユニット(PU)を搭載するトロロッソ/アルファタウリに所属していたこともあり、日本のチームと仕事をすることに対しても抵抗はなさそうだ。
「一番良いのは僕が日本語を勉強することだけどね!(笑)。とにかく、僕はトロロッソとアルファタウリでホンダのPU担当の人たちと仕事をした経験があり、その点はとても役に立つ。日本でレースをしたこともあるからね」
「もちろん、チームのやり方をリスペクトして、それに適応する必要がある。僕はそれを学ぶことに対してとても前向きな姿勢でいるんだ。だからたくさん観察していくつもりだ」
また来年以降のプランについて、クビアトはこう語った。
「どうなるかは分からない。他の可能性を排除しているわけではない。常に可能な限り最高レベルでレースをしたいと思っている。まずはGT300に集中してどうなるかを見ていくけど、将来的には別の話し合いもあるだろう」
「日本のレース界に足を踏み入れるには完璧なステップだし、これは長い間僕の目標でもあった。僕はずっとこの国や文化に魅了されてきたし、日本にはクルマに対する大きな情熱がある。そこで足がかりを作れるのは素晴らしいことだ。将来については色んな可能性があると言えるだろうね」

