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〈カープ・羽月だけじゃない⁉〉「ゾンビたばこ」が蔓延する沖縄ならではのメカニズム「球界周辺にも売人がいる」

〈カープ・羽月だけじゃない⁉〉「ゾンビたばこ」が蔓延する沖縄ならではのメカニズム「球界周辺にも売人がいる」

エトミデート、いわゆるゾンビたばこを使用したとして逮捕された広島東洋カープの羽月隆太郎容疑者(25)。世間を震撼させている違法薬物は球界にも広がっているのか。現在、12球団は春季キャンプを実施中。蔓延する沖縄のゾンビたばこの実態に迫った。

いまだに沖縄では入手しやすいゾンビたばこ

1月27日、プロ野球各球団がキャンプイン直前に、現役選手が逮捕されるという衝撃のニュースが走った。

逮捕されたのは広島入団8年目の内野手、羽月隆太郎。俊足とミート力の高さで入団3年目から徐々に頭角を現し、昨季は74試合に出場して打率.295、チームトップの17盗塁を記録して、年俸は800万円アップの3100万円(推定)。今季も主力として活躍が期待されていた。

羽月容疑者は当初、容疑に対して否認を続けていたが、2月6日から使用を認める供述を始めていると報じられており、その動向が注目されている。

羽月容疑者が使用したとされる「ゾンビたばこ」とは、日本では未承認の医薬品成分であるエトミデートが添加されたリキッドのこと。リキッド状で販売されるエトミデートを電子タバコで吸引すると手足がしびれ、ゾンビのようにふらつくことがあることから、このように呼ばれている。

このゾンビたばこは日本や中国、韓国の東アジアだけでなくタイやシンガポールといった東南アジアでも蔓延。昨年11月には都内で初めての逮捕者が出ていたことも明らかになったが、国内では沖縄を中心に蔓延しているという。地元紙記者はこう話す。

「2024年ごろから県内で広がり始め、昨年5月に施行された省令により国内で指定薬物に指定されて以降、10代の若者の摘発が相次いでいます。県警は本腰を入れて捜査をしていますが、根絶に至らないどころか、かなり入手しやすい状況が続いています」

なぜ沖縄は違法薬物が蔓延しやすいのか

沖縄とゾンビたばこの今について、同県で飲食店の店主をしている30代の男性はこう語る。

「今、沖縄で流行っているリキッドは中国や台湾から流れてきたものみたいです。以前、社会問題になった危険ドラッグや、ゾンビたばこより県内でユーザーが多いマリファナなんかは福岡ルートで入ってきていますが、中国・韓国から入ってくるのは珍しい。

どうやら聞いた話だと本島中部のある地域にいる、本土で言うところの半グレみたいな人たちが中国、韓国から仕入れてさばいてるということでした。その地域では今も毎週のように若者が捕まっています」

危険ドラッグ、マリファナ、そして今回のゾンビたばこと、なぜ沖縄は違法薬物が蔓延してしまうのか。

「沖縄ってすごく縦社会だから、昔ヤンチャをしていて今大人になっている人でも、10代と簡単につながれるのは大きいと思います。

それで彼らがハブになり、そこから若者がやり始める。それで仲間内で『お前やらんの?』と誘われると断りにくい。そうした構造が沖縄に違法なものが蔓延しやすい理由でしょう」

実際、沖縄在住の某ライターによると「那覇市のある通りはたまにマリファナ臭いし、SNSであるワードを検索すると、比較的簡単にゾンビたばこの手押し(プッシャー)と接触することはできますよ」と話す。

ただし、ゾンビたばこに関しては「私の知り合いでやってる人はいないし、流行っている実感はいまいちピンとこない」(本島中部地域の飲食店で働く30代女性)とのことで、若者と大人世代で認識に大きなギャップがあるようだ。

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