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「もうテレビ局は地上波放送だけでは立ち行かなくなる」日テレプロデューサーが語る、18年ぶりシナリオコンテスト復活の舞台裏

「もうテレビ局は地上波放送だけでは立ち行かなくなる」日テレプロデューサーが語る、18年ぶりシナリオコンテスト復活の舞台裏

視聴率低迷のテレビ業界、作品の成功基準は?

コンテスト復活から18年。この間、ネトフリやアマプラなどさまざまな配信プラットフォームが普及し、テレビを取り巻く環境は大きく変わった。

――地上波で視聴率が取りづらくなっているテレビ業界で、作品が「成功した」とされる評価基準は、どんなものがあるのでしょうか。

佐藤 そもそも視聴率は広告のための指標でもあるんです。なので広告ニーズの変化に合わせて世帯から若い個人視聴率が求められるように変わってきています。あとは、地上波放送の見逃しとして配信されるTverやHuluの再生数も指標になります。そしてなにより、Xのトレンド入りやバズりなど、今はそのコンテンツへの話題性や熱量も重視される時代です。

――原作ありきの作品はもともとの話題性が高いですが、オリジナル作品とどうバランスを取っていこうとお考えですか。

佐藤 アニメにおいてはやはりコミック原作のものが強く求められます。ただ、映像だから表現できること、映像ならではのオリジナルを模索していかないとサステナブルにはならないですし、やはりグローバル展開を図るには、自分たちでオリジナルコンテンツを生み出すことにこだわっていきたいと思っています。

取材・文/木下未希

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