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『ばけばけ』ヘブン大好き錦織との別れはどう描かれる? 史実では小泉八雲が熊本へ行く2か月前に…

『ばけばけ』ヘブン大好き錦織との別れはどう描かれる? 史実では小泉八雲が熊本へ行く2か月前に…


吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)

【画像】え…っ? 「ご本人は細めの塩顔イケメン」「吉沢亮とは違うタイプ」 コチラが『ばけばけ』錦織のモデル・超秀才の人物です

ヘブンと錦織の別れはちゃんと描かれるのか

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は『骨董』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)さんと、彼を支え、さまざまな怪談を語った妻の小泉セツさんがモデルの物語です。

 第18週90話では、「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」に、熊本に移住することを提案しました。

※ここから先の記事では、『ばけばけ』のネタバレにつながる情報に触れています。

 モデルのラフカディオ・ハーンさんが1891年11月に熊本へ引っ越した理由は、松江の厳しい冬の寒さに耐えられなかったことや、赴任先の熊本の第五高等中学校(現:熊本大学)での給料が松江時代の倍の200円に増えることがあったそうです。ハーンさんたちは、セツさんの養家・稲垣家の家族、養父・金十郎さん、養母・トミさん、養祖父・万右衛門さん、松江の武家屋敷で雇っていた女中、車夫らと一緒に移住しています。

 熊本行きで家族がバラバラになることはなさそうですが、視聴者は確実に松江に残ることになるヘブンの親友「錦織友一(演:吉沢亮)」への心配が相次いでいました。錦織は松江中学の校長になることが決まっていますし、そもそも結婚して家族がいます。

「史実に忠実じゃなくていいから、一緒に熊本に来てほしい」などの意見もありましたが、第19週の予告で涙を流す錦織の姿を見た視聴者からは、「ヘブンさんとの別れは悲しいけど、どう吉沢さんが錦織さんを演じてくれるのか楽しみ!」「錦織さんとの別れが号泣回な気がする」といった声も出ていました。

 制作統括の橋爪國臣さんはX(旧:Twitter)で、第19週に関して「吉沢亮さんの凄さに圧倒され、魅力があふれる週です。松江編のラスト、是非ご覧ください。(松江はまた出てきますし、錦織さんはまだ退場はしません)」とコメントしており、錦織の見せ場に期待が高まります。

 ただ、史実だと錦織のモデル・西田千太郎さん(松江中学の教頭心得)は、ハーンさんが熊本に出発した1891年11月15日に、見送りに来ることができなかったそうです。ハーンさんの日本滞在記で、来日後初の著作となった『知られぬ日本の面影』の最後のエッセイ「さようなら」には、このような記述があります。

「(熊本に発つ日に)顔が見られなくて一番寂しいのは、友人の西田だ。喀血したため、ここ二ヶ月間病床に伏している。しかし、彼が病床でしたためた心のこもった手紙と美しい記念品を、彼の父君がわざわざ届けてくれた」

 当時、松江ではコレラが流行して生徒や教師たちに犠牲者も出ていましたが、ハーンさんが熊本に行く日には、その人望の厚さゆえに200人以上の生徒たちが朝からハーンさんの家の門の前に集合し、その後、船着き場で万歳三唱で見送られたそうです。

 しかし、西田さんは生まれつき身体が弱く結核を患っており、ハーンさんと一緒に働いていた頃から闘病していました。結核は治らず、西田さんは1897年3月に34歳の若さで亡くなっています。1891年11月時点で、すでにハーンさんを見送れる状態ではなかったようです。

 錦織はまだ西田さんのような症状は出ていませんが、教員免許も帝大卒業の資格も持っていないことを隠して校長になろうとしている、という背景があります。病気とは別に、そのことが公になり、ヘブンのことを見送れない状況になる、という可能性もあり得るでしょう。

 最後に爽やかに別れるヘブンと錦織を見たいところですが、今後どうなるのでしょうか。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)、『新編 日本の面影』(著:ラフカディオ・ハーン/訳:池田雅之/KADOKAWA)

配信元: マグミクス

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