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「マシンを塗装するだけの時間がなかった」アストンマーティンのニューウェイ代表、漆黒マシンでシェイクダウンを走った理由を明かす

「マシンを塗装するだけの時間がなかった」アストンマーティンのニューウェイ代表、漆黒マシンでシェイクダウンを走った理由を明かす

エイドリアン・ニューウェイは、先日バルセロナ-カタルニア・サーキットで開催されたシェイクダウンテストに参加する上で、新車AMR26に塗装を施す時間がなかったことを認めた。

 バルセロナでのシェイクダウンテストは、5日間の日程が組まれ、各チームはこのうち最大3日走行することが許されていた。しかしアストンマーティンは、テスト4日目になってようやくサーキットにマシンを持ち込んだという状況であった。

 この日はランス・ストロールがステアリングを握ってコースインしたが、マシントラブルにより僅か5周のみで走行終了。翌日にはフェルナンド・アロンソが乗り込んだが、61周の走行で終わった。

 AMR26は、マネージング・テクニカルパートナーとしてチームに加わり、今はチーム代表の職も務めるニューウェイが、アストンマーティンで初めて手がけたマシン。しかしバルセロナで走ったAMR26は、まったくカラーリングが施されていない、カーボン地のままの状態だった。

 サウジアラビアで行なわれたチームのカラーリング発表会でニューウェイは、シェイクダウンテストに向けてマシンを塗装する時間がなかったことを認めた。

「レースで走らせるカラーリングを纏ったマシンを見られて、本当に嬉しい。バルセロナで1日半ほどと短時間だけ走らせたマシンは、真っ黒だったからね。正直に言うと、塗装する時間がなかったんだ」

 そうニューウェイ代表は語った。

「ランスが乗り込み、マシンが初めてガレージを出た時、ローレンス(ストロール/エクゼクティブ・チェアマン)と私は、ピットレーンに並んで立っていた。ふたりとも、涙が溢れそうだったんだ。バルセロナにまで辿り着くまで、情熱と多大な努力の、長く感情的な旅路だったからだ」

 AMR26は、アストンマーティンがシルバーストンのファクトリーに新設した風洞で1から開発された、最初のF1マシンということになる。また、ホンダのワークスパワーユニットを搭載する、最初のアストンマーティンということにもなる。

 しかも今年は、シャシーとパワーユニットのレギュレーションが一新。ニューウェイはこのF1新時代の到来は、チームのポジションを引き上げる絶好の機会だと捉えている。

「大きなレギュレーション変更が行なわれる度に、大きなチャンスが生まれる」

 そうニューウェイは語った。

「誰が何かに気付き、どれが最終的に正しい解決策となるかは、時が経てば分かるだろう。2022年に大きなレギュレーション変更が行なわれた時も、我々はそれを目の当たりにした」

「そして2022年のはじめには、さまざまな解釈や解決策が提示された。最終的には正しい、あるいは最も適切な解決策が見極められ、2024年のはじめには誰もがその解決策に収束し始めたんだ」

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