開催中のミラノ・コルティナ冬季五輪では、スノーボード男子ビッグエア・木村葵来の金メダルなど、日本勢がメダルラッシュの大活躍で連日の盛り上がりを見せているが、近い将来、日本の国技が五輪を席巻するかもしれない。相撲が五輪種目になる可能性が出てきたからだ。スポーツ紙大相撲担当記者がその背景を説明する。
「元横綱・白鵬の白鵬翔氏が実行委員会会長の『世界相撲大会第16回白鵬杯』が2月7日、トヨタアリーナ東京で開催されました。そこで白鵬氏が『2032年の豪州ブリスベン、もしくは2036年に開催される五輪での種目採用を目指している』と明かしたんです。夢物語のように思う人はいるかもしれませんが、可能性はゼロではないと思います」
世界の相撲人口はまだ約10万人程度といわれているが、相撲をやっている国は全世界で87カ国もあり、国際大会には60カ国以上の選手が参加している。韓国やモンゴル、イランなどには伝統的なその国独自の相撲があり、ヨーロッパでもウクライナ出身の安青錦が大関にまで上がった。世界的な大企業であるトヨタ自動車の豊田章男会長が、白鵬氏の後ろ盾ですからね」
白鵬氏自身、世界各地で相撲を広める活動を続ける方針で、五輪採用については、
「相撲が五輪種目になるのか疑問があるかもしれませんが、なりますよね」
自信を覗かせるのだった。
今回の冬季五輪で分かるように、日本人は五輪でのメダル獲得の際には、異様なまでに盛り上がる。今後、どうなるかは未定だが、五輪に相撲が採用されてメダルラッシュとなればもう…。
(阿部勝彦)

