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ルノーの「嘘と裏切り」に抗議する! 旧F1エンジン拠点のあるヴィリー=シャティヨン市長が怒りの声明……WEC等で活用する計画が白紙か

ルノーの「嘘と裏切り」に抗議する! 旧F1エンジン拠点のあるヴィリー=シャティヨン市長が怒りの声明……WEC等で活用する計画が白紙か

ルノーは昨年まで、フランスのヴィリー=シャティヨンにあるファクトリーでF1用のパワーユニット(PU)を製造してきた。しかしアルピーヌが今季からメルセデス製PUを使うことになったため、そのプログラムは終了。以降もファクトリーは活用されることになっていたが、その計画に「嘘と裏切り」があったとして、ヴィリー=シャティヨン市が批判の声明を発表した。

 アルピーヌが自社製のルノーPUを捨ててメルセデスのカスタマーチームになるという決定は、当時ルノーのCEOだったルカ・デ・メオによって下された。これはヴィリー=シャティヨンのファクトリーで働く多くの従業員にとっては看過できないことであり、彼らは抗議活動を行なったものの、決定を覆すことはできなかった。

 ただルノー側はこの施設を“ハイパーテック・アルピーヌ”という施設にリブランドする計画を明らかにした。そこではアルピーヌの次期スーパーカーの設計、バッテリーおよび電動技術の開発、WEC(世界耐久選手権)、フォーミュラE、ラリーレイド・プログラムの支援などが行なわれる予定で、さらにF1への関与も視野に入れているとされていた。ファクトリーの従業員にとっては、それがある程度の慰めとなっていた。

 しかし、ヴィリー=シャティヨンのジャン=マリー・ヴィラン市長によると、ルノーは新CEOフランソワ・プロヴォスト体制のもとで、これらの計画を撤回するのだという。社内発表は、2月12日に行なわれるとのことだ。

 2014年から市長を務めているヴィラン氏は、「ヴィリー=シャティヨンのアルピーヌの拠点に関するルノー・グループの嘘と裏切り」という見出しを掲げたプレスリリースを発表した。

 ソーシャルメディアに投稿した動画の中で、市長は次のように語った。

「私はまさに今、彼らの経営陣から、これらの約束は結局守られないということを知らされた」

「これらの約束が反故にされることに、私は衝撃を受けると同時に強い怒りを覚えている。これは従業員に対する完全なる不敬を示すものでもある」

「したがって私は、ルノー・グループおよびその株主である(ルノー株の15%を保有する)フランス国家に対し、この決定を撤回するよう強く求める。そして私は、アルピーヌの従業員や志を同じくする選出議員たちと共に、私が真の裏切りと見なすこの決定に抗議するため、あらゆる可能な行動を主導する権利を留保する」

 アルピーヌのWECプログラムについては、2027年シーズン以降に撤退するのではないかという噂もあるが、アルピーヌ側はこれを肯定も否定もしていない。

 また、ヴィリー=シャティヨンのファクトリー自体が完全に閉鎖される可能性についても、現時点では不透明だ。もしそうなれば、グランプリ169勝、F1世界タイトル23回という、エンジンメーカーとしてのルノーが誇る栄光の歴史に完全に終止符が打たれることになるかもしれない。

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