先日飛び込んだきたのは、『黒牢城』映画化決定のニュース。本木雅弘さんに菅田将暉さん、吉高由里子さん、Snow Manの宮舘涼太さんなどキャストの豪華さにも目を見張りますが、原作も超ド級の面白さなんです!
第166回直木賞や第12回山田風太郎賞、さらには史上初で4大ミステリー大賞を制覇したのもダテじゃないっ!!
どんな内容なのか気になっている方のために、原作を読んだことのある私があらすじや見どころなどご紹介したいと思います。
【史実×ミステリーの斬新さ】
2021年に刊行された米澤穂信さんの『黒牢城』を読んでまず私が心ふるえたのが、史実とミステリーが融合している点。知将・黒田官兵衛が有岡城に幽閉されていた期間があるという歴史的事実に、事件の謎解き要素が盛り込まれた内容になっているんです。
あらすじは次の通り。
時は戦国時代。暴虐な織田信長のやり方に反発した家臣・荒木村重は、妻・千代保を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していました。そんなとき、密室と化した城内で殺人などの怪事件が次々と発生。城外には敵軍、城内には裏切り者という状況の中、村重は牢屋に囚われた天才軍師・黒田官兵衛と謎解きに挑みます。はたして事件の真相とは――?
つまり、この作品において官兵衛は探偵であるシャーロック・ホームズのような存在で、村重はホームズを助手役であるワトソンのような存在なんです! こんなバディもの、初めてじゃないですか……!?
【戦国時代の密室殺人モノ…!?】
ミステリーにおいて、密室殺人や安楽椅子探偵などは非常によくある要素。ですが、この作品はそれを戦国時代という時代設定の中でやったのが斬新です。
たとえば第一章では、万全の警備態勢が敷かれた中で矢傷を負ってなくなった若者が発見される殺人事件が起きます。周りを敵に取り囲まれた城は完全なる密室空間であり、犯人は城内にいる者でしかありえません。そして、牢屋にいる官兵衛は安楽椅子探偵として、己の知恵のみでどう事件を解き明かすのか……?
こんなん、ミステリー好き、歴史好きならずともワクワクしちゃうよねっ!!

