
本作は『ONE PIECE FILM RED』(22)や『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズを手掛けた監督の谷口悟朗と『崖の上のポニョ』(08)、『魔女の宅急便』(89)など多くのスタジオジブリ作品のキャラクターデザインや原画をつとめた近藤勝也が初めてタッグを組んだオリジナル劇場アニメーション。1912年、異国の地パリへと渡った画家を夢見る少女フジコ(声:當真)。そして、ナギナタの名手でありながら、心の奥にバレエへの憧れを秘める千鶴(声:嵐莉菜)。日本を飛びだしたフジコと千鶴が出会ったのは、産業から芸術まで多彩な文化が花開いた、20世紀初頭“ベル・エポック”の中心地パリ。困難な時代のなか、互いに支え合いながらまっすぐに夢を追いかける、2人の少女の姿を活写する。
このたび解禁されたのは、フジコと千鶴の暮らしにフォーカスし、音や匂いまで感じられそうな日常のささやかな食卓の風景を切り取った場面写真。公開されている写真には、スプーンに乗ったつややかないちごジャムに加えて、アパルトマンの住人であるマディからもらったジャムを叔父から贈られたエッフェル塔の描かれたジャムジャーへと移し替えるフジコの手元が収められている。さらに野菜がごろごろ入ったポトフや温かなスープが並ぶ千鶴の家の家庭料理や木のまな板の上で切り分けられる細長い円筒形のチーズといったフランスを代表するチーズの数々。さらにパンにジャムを塗るフジコの仕草や、ご飯を頬張る2人の表情も捉えられている。
場面写真から見ることができるこうした日常のひとコマは、日本のアニメーションの真骨頂。パリで懸命に生きるヒロインたちの笑顔や心も温まる“パリエト飯”は映画館のスクリーンで味わいたい!
文/サンクレイオ翼
