
ジェームズ・キャメロン監督が手掛ける「アバター」シリーズ最新作「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」(公開中)が、2月26日(木)に劇場公開の幕を閉じる。この上映終了直前の2月20日(金)より、IMAX3D上映の復活が決定(一部劇場を除く)。復活上映を告げる特別映像とともに、劇中の装飾品や衣装など、こだわり抜かれたデザインの裏側に迫る特別映像が公開された。
■「アバター」シリーズの第3弾
キャメロン監督が描く「アバター」シリーズは、地球から遠く離れた神秘の星・パンドラを舞台にした物語。22世紀、人類はパンドラの先住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体“アバター”を創ることで、有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘しようとしていた。
主人公である元兵士ジェイク・サリーは、アバターを操縦するうちにナヴィのネイティリとの絆を深め、次第にパンドラこそ自分の居場所だと感じ始める。そして、クオリッチら地球人の侵略からパンドラを守るために戦うことになる。
シリーズは、美しい映像と革新的な3D表現などが話題に。歴代興行収入では1作目の「アバター」(2009年)が世界1位、続編の「ウェイ・オブ・ウォーター」(2022年)が3位を記録(ともにディズニープラスで配信中)し、映画史に残るシリーズとなっている。
そして「アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ」は、「アバター」シリーズの第3弾。神秘の星パンドラを舞台に、地球滅亡の危機に瀕した人類と炎を操るヴァランが手を組み、かつてない衝撃の“炎の決戦”が描かれる。
本作の全世界興行収入は14.39億ドルを突破(2月9日Box office mojo調べ)し、シリーズ3作すべてが10億ドル突破を達成。日本国内でも2月8日までに興行収入25億円、観客動員数は136万人を記録している。
■各部族の文化を具体化するために衣装、頭飾り、武器まで詳細にデザイン
神秘の星パンドラを愛する先住民のナヴィと、パンドラへの侵略を狙う人類との戦いを描いてきた「アバター」シリーズ。そのリアリティを高めているのは、ナヴィたちが持つ独自の文化に基づいて生み出された衣装や道具の数々だ。
公開された特別映像では、美しい世界観を彩る装飾品、衣装、デザインについてキャメロン監督ら製作陣が熱弁。主人公のジェイク一家だけでなく、本作で新たに登場する部族、生物たちのデザインなどについても、そのこだわりが明かされていく。
プロダクションデザインを務めたディラン・コール氏は「各部族の文化を具体化するために衣装、頭飾り、武器まで詳細にデザインしている」とコメント。
本作で新たに登場するアッシュ族は、パンドラの調和を保つ神のような存在“エイワ”に裏切られたと憎しみを抱き、炎を操る特殊な力を持つリーダーのヴァランを筆頭にジェイクたちを追い詰める。その見た目の特徴は、ピアスや傷跡を活用したデザインなど、体に傷をつけるような装飾。衣装デザインを務めたデボラ・L・スコット氏が「アッシュ族は雰囲気がまったく違う。痛みを厭わない部族」と語るように、劇中でアッシュ族は“兵に炎を纏わせて突進させる”という攻撃的な戦法も容赦なく使う凶暴な一面を見せる。
そのアッシュ族とは対照的な存在が、空を行き交う平和な遊牧民・ウィンド・トレーダーズだ。物語の冒頭でジェイクたちが暮らす集落を訪れ、次の目的地へと向かう際にジェイクたちと行動を共にすることに。その衣装には、“雲の切れ端のような装飾品”があしらわれており、空の旅を生業とする部族を体現するかのような装いとなっている。
その他にも道具や武器などは、撮影の際に実物を使うなど細部へのこだわりが詰まっており、キャメロン監督も「『アバター』の世界には隅々まで命が宿っている」と力をこめる。そしてそのこだわりはすべて「俳優の演技を引き出す」という目的を叶えるためだとも語る。俳優たちの演技を反映させる最新の撮影技術と、こだわり抜かれた衣装や道具の数々が物語を彩っている。


