
画像は「NANA-ナナ- 7.8〈スペシャル版〉」DVD(バップ) (C)矢沢漫画制作所/集英社・VAP・マッドハウス・NTV
【ネタバレ注意】「えっ、死んだの?」「絵を見ただけで泣ける」 こちらが“非業の死”を遂げた『NANA』の主要人物です(3枚)
「必ず最終巻まで」から約8年経ったけど?
連載が止まってから10年以上経過したいまも、なお多くの読者に語り継がれるマンガがあります。いまだ本編の再開には至らないものの、画集の重版やコラボ企画、作者の発言など、わずかな動きがあるたびに注目を集めてきました。なかには、そうした断片的な動向から「連載再開の兆しか?」と期待の声が高まりつつある作品も存在するようです。
『バガボンド』
吉川英治氏の小説『宮本武蔵』を題材にした『バガボンド』は、『SLAM DUNK』の作者として知られる井上雄彦先生が描く歴史マンガで、2015年2月を最後に休載が続いています。累計発行部数8200万部を超える人気作ということもあり、現在も連載再開を待ち望む声は後を絶ちません。
物語は武蔵一行が「小倉」を目指す旅の途上、すなわち「佐々木小次郎」との決闘が目前に迫った段階で止まっています。とはいえ井上先生自身も、創作意欲が失われたわけではなく、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公式サイトに掲載されたインタビューでは「描きたい気持ちはずっとあります。ただ、描けないっていうだけで」と胸中を明かしていました。
現在は井上先生の公式X(旧:Twitter)を見る限り、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の『リアル』に注力している様子です。一方で昨年は2006年に同時刊行された原画集「バガボンド画集『墨』」と「バガボンド画集『WATER』」が約19年ぶりに重版出来となり、長らく沈黙が続いていた本作に久々の動きが見えました。マンガ本編での動きにも期待が高まります。
『ガラスの仮面』
美内すずえ先生の『ガラスの仮面』は、1975年より「花とゆめ」(白泉社)で連載が始まった少女マンガで、累計発行部数5000万部超えの大ベストセラー作品です。
2008年からは「別冊花とゆめ」に移籍し、不定期連載という形で物語が紡がれてきましたが、2012年に単行本49巻が刊行されて以降、続きとなる50巻はいまだ出ていません。2018年には掲載誌だった「別冊花とゆめ」が休刊となり、その際に美内先生は自身のX(旧:Twitter)を通して「必ず最終巻まで描き続けます」と宣言していました。一方でXの更新は2022年6月を最後に途絶えたままで、物語の行方が見えない状況が続いています。
そうしたなかで迎えるのが、連載50周年という節目です。記念原画展の開催やファンブックの刊行など、関連企画が次々と発表されているだけに、連載再開や最新巻に関する続報にも期待が高まります。
『NANA』
2000年に連載がスタートした人気少女マンガ『NANA』も忘れてはなりません。本作は、原作者である矢沢あい先生の急病により2009年から休載が続き、主人公「大崎ナナ」の婚約者が事故死するという衝撃展開で物語が止まっている状態です。それだけに物語の続きが気になるところですが、ここ最近は『NANA』関連の動きが数多く見られます。
例えば2025年8月には、画業40周年を記念したムック本「矢沢あい『NANA』の世界」(平凡社)が発売されました。続く11月にはファッションブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」とのコラボレーションによる描き下ろしイラストが発表され、2026年3月には「ヱビスビール矢沢あい描き下ろしデザイン缶」の発売も予定されています。
ちなみに2022年開催の「ALL TIME BEST 矢沢あい展」に際したインタビューでは、矢沢先生自ら「以前より体力が戻ってきた」という実感を口にしていました。そこから数年を経たいま、作品を取り巻く活発な動きが続いていることを考えると、『NANA』の続きが読める日は意外とそう遠くないのかもしれません。
