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史実よりキツい? 『ばけばけ』ヘブンに相談して貰えなかった錦織 「親友だけど家族じゃない」「知事の聞き方もやらしい」

史実よりキツい? 『ばけばけ』ヘブンに相談して貰えなかった錦織 「親友だけど家族じゃない」「知事の聞き方もやらしい」


吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)

【画像】え…っ? 「ご本人は細めの塩顔イケメン」「吉沢亮とは違うタイプ」 コチラが『ばけばけ』錦織のモデル・超秀才の人物です

意外な人物が錦織のモデルに相談に来ていた?

 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(ラフカディオ・ハーン)と、彼に多くの怪談を語った妻・小泉セツさんをモデルにした物語です。

 第19週では「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」が松江を去って熊本の学校に赴任することを決意し、主人公「松野トキ(演:高石あかり)」ほか家族たちも熊本に連れていこうとしています。ヘブンは同僚で親友の「錦織友一(演:吉沢亮)」にはまだ熊本行きを伝えておらず、第92話で錦織は県知事の「江藤安宗(演:佐野史郎)」からそのことを聞いて、動揺を見せていました。

 92話にて、江藤知事は錦織を呼び出し、まず「このごろ、ヘブン先生はどげなかいね?」と質問します。錦織がトキの洋妾(ラシャメン)騒動が収まったことや、日本滞在記がアメリカで売れていることを引き合いに出して、「(ヘブンの状態は)松江に来て一番いいのではないでしょうか」と答えると、知事は「君は…先生の隣でいったい何を見ちょう?」と詰め寄りました。

 一連のやり取りに、SNSでは

「ニシコオリサンは唯一の親友だけど家族じゃないから熊本行きを教えてもらえない。よりによって知事からの又聞きになってしまった。錦織からしたらショックだよね…」

「今日の最後錦織さんが訪ねてきた時ヘブンさん『あぁ知られてしまった…』って顔してたもんね…自分の口から言いたくても悲しませたくないから言えなかった。ただ知事に筋は通さないといけないから先に言った…そこから錦織さんが知ってショックうけるのもわかっていて伝えたのだろうな…」

「まだ錦織さんも知らないのに県知事はさすがだな。熊本の方から情報が回って来たのかな…」

「江藤知事は別ルートでヘブン先生の熊本行きと知ったんだろうな。公式文書とか打診とかで。それにしても聞き方がいやらしい」

 と、錦織への同情や知事が情報を仕入れたルートなどに関して、さまざまな声が出ていました。ヘブン本人から熊本移住のことを聞いていれば、錦織のショックもまだ少なかったかもしれません。
 
 史実ではラフカディオ・ハーンさんは1891年11月15日に松江を離れ、熊本の第五高等中学校(現:熊本大学)に赴任しました。松江を去る日、錦織のモデル・西田千太郎さんは結核のため病床におり、見送りに行けない代わりに手紙を送ったそうです。

 その1か月ほど前の10月8日の西田さんの日記には、

「ヘルン氏(ハーンさんの松江での愛称)来訪曰ク、熊本ナル高等中学校に転任を勧メラレ(月俸二百円)、畧応聘ノ事ニ決心セリト。松江ノ気候同氏ニ適セザルガ為メ近来稍病身トナラレシヲ以テ、転地ハ同氏健康ノ為メ必要ナルベキカ」

 と、ハーンさんが西田さん宅を訪ねて、熊本行きを伝えたことが書かれていました。給料が松江中学の倍の200円に増えることや、松江の冬の寒さが肌に合わないことが、ハーンさんの移住の理由だったようです。

 また、その4日前の10月4日の西田さんの日記を読むと、「小泉ちえ氏(北川景子さん演じる『雨清水タエ』のモデル)来訪、ヘルン氏ノ救助金ノ事ニツキ依頼サルル所アリ」と記されています。ハーンさんに生活費を援助してもらっていたちえさんは、彼が熊本に行くことを先に知り、西田さんに相談しに来たのかもしれません。

 当時の西田さんの心境は計り知れませんが、ハーンさん本人から報告を受けた点では錦織より救いがあるともいえます。今後、錦織がどう気持ちに折り合いをつけるのかも注目です。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(潮出版社)、『西田千太郎日記』(島根郷土資料刊行会)

配信元: マグミクス

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