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〈中道・壊滅的敗北〉問題は「時代遅れ感」ではなく…野党を粉砕した高市首相の“曖昧戦術”と中道が自滅した心理戦の正体

〈中道・壊滅的敗北〉問題は「時代遅れ感」ではなく…野党を粉砕した高市首相の“曖昧戦術”と中道が自滅した心理戦の正体

最もやってはいけない自滅の道を選んだ

彼女は、有権者が具体的な公約違反には厳しいが、漠然とした方向性の提示には寛容であることを本能的に知っていた。だからこそ、相手の具体的な政策(ガソリン減税など)を「私の悲願」という大きな物語の中に回収し、論点を「私を信じるか」という一点に集約した。

対して、中道改革連合は、高市首相が設定したこの抽象的な土俵の上で、具体的な矛盾を露呈し続けた。「高市は危険だ」と叫べば叫ぶほど、その声は有権者には届かず、むしろ彼ら自身の「決められない」「一貫性がない」という負のイメージを増幅させた。

彼らは、現代の選挙戦において、最もやってはいけない「アンビバレンス(相反する感情や考えを同時に持つ状態)」という自滅の道を選んだのである。それは結局、高市氏が描く物語の脇役を演じたに過ぎない。

戦略的な「曖昧さ」で民心を掴んだ勝者と、野合による「支離滅裂」で自滅した敗者。この対比こそが、現代政治における冷徹な勝負の分かれ目であったと言えるだろう。

文/小倉健一

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