ドゥカティのチームマネージャーを務めるダビデ・タルドッツィによると、フランチェスコ・バニャイヤは今年、ホルへ・マルティンと最強の座を競った2024年の頃を思い出させる仕上がりになっているという。
バニャイヤは2022、2023年と連続でMotoGP王者に輝き、2024年も最終的にマルティンに敗れたものの、年間11勝と強さを見せてきた。しかし2025年にはマシンへの適応に苦しみ大苦戦。タイトル争いには加わることもできなかった。
だが2026年にバニャイヤは復活しそうだ。セパンテストでは新型の2026年マシンでのレースシミュレーションの速さが注目を集めていた。本人も昨年欠けていたフィーリングを取り戻し、ブレーキングの安定性が向上したと語っていたのだ。
バニャイヤは完全復活こそ明言しなかったが、彼の復調はチームも期待している。チームマネージャーのタルドッツィは、2024年のようなバニャイヤが戻ってきたという考えを示した。
「今年の初め、ウィンターブレイクから戻ってきたペッコ(バニャイヤ)は、全く異なるメンタルのペッコになっていたのが分かった。2024年の彼を彷彿とさせるんだ。つまり、ペッコはこれからのレースではライバルにとって非常にタフな相手になってくるだろうね」
タルドッツィはMotoGPにそう語った。
「ペッコはとても理知的な人で、チーム、そしてジジ(ダッリーニャ/ゼネラルマネージャー)とよく話をしている。(2025年の)バレンシアテストからすでに、彼は適切なメンタルを取り戻していると思う。我々としても嬉しいことだ。彼に競争力があることは分かっているんだ」
一方でバニャイヤには移籍の噂がつきまとっている。ドゥカティがマルク・マルケスとの契約延長を最優先としている傍らで、KTMのペドロ・アコスタを獲得する可能性が強まっているからだ。
バニャイヤ側はドゥカティ陣営のサテライトチームに入ることに対しては魅力を感じないと明言している。つまりファクトリーチームのシートを失えば、ドゥカティとの長年の関係にも終止符が打たれる可能性を認めているというわけだ。
なおタルドッツィはこの件については、マルク・マルケス最優先と繰り返している。
「ペッコは我々の心の中にあるが、マルクの契約を最終的にまとめるまでは、他のライダーについて話したくない。最後の瞬間に彼がサインしない可能性もあるからだ。まずはマルク、他はその後に考えることになる」

