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「五輪で現金を渡した?」韓国スタッフの行動にネット騒然も…実は規定通り。“誤解”を生んだ背景とは?【冬季五輪】

「五輪で現金を渡した?」韓国スタッフの行動にネット騒然も…実は規定通り。“誤解”を生んだ背景とは?【冬季五輪】

ミラノ・コルティナ五輪のショートトラック会場で、ある場面が大きな波紋を呼んでいる。

 混合リレー準決勝で転倒に巻き込まれて敗退した韓国チームのスタッフが、判定後に審判のもとへ向かった際、その手に現金を持っていた様子が映像や写真で拡散。「五輪で現金を渡したの?」「不正では?」とSNS上で騒然となった。
 
  また、こうしたシーンは英国メディアでも取り上げられた。英紙の一部が判定への抗議の様子として伝えたことで、現地の状況を知らない層にも広がり、疑念が一気に拡散した側面がある。現金を審判に差し出すように見える光景に、違和感や不信感を抱いた人が多かったのも無理はないだろう。

 しかし、これはルール違反でも異例でもない。ショートトラックでは、判定に異議を申し立てる際、書面での抗議と同時に「抗議料」を預ける義務がある。国際スケート連盟(ISU)の規定では、その金額は100スイスフラン、または同等の価値を持つ交換可能な通貨。抗議が認められれば返金され、却下された場合は没収される。
  つまり、この規定に沿った正式な手続きだったわけだが、その制度自体が一般的にほとんど知られていなかった点も見逃せないだろう。誤解が広がった背景には、五輪という舞台特有の「見え方」もある。審判、現金、抗議という要素がひとつの場面に重なったことで、「現金を渡す」という印象だけが強調されてしまった。

 五輪では、競技そのものだけでなく、その周辺の一挙手一投足が世界中に拡散される。今回の騒動は、事実よりも“どう見えたか”が先行し、誤解が膨らんでいく危うさを示した。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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